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我々の日常に欠かすことのできない存在、コンビニエンスストア。そのコンビニでも、おそらく主力商品のひとつがパンではないだろうか。朝食や昼食、もしくは間食や夕食に購入する人も多いはず。

チェーンは違っても、品ぞろえはそんなに変わらない。しかし、商品の名前には各社の特徴があらわれているのである。そこで大手4社のパンを買って、名前を調べてみたところ、明らかな違いが! ファミマは「もち」を使い過ぎだろ!!

・コンビニ4社、パンの名前比較

今回パンを購入したのは、ファミリーマート・ローソン・セブンイレブン・サンクスの4社だ。それぞれ店頭で目についた商品を買って、名前を比較してみた。まずはサンクスから。

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・サンクスで購入したパン

チョコ & シュガーデニッシュ 2個入 115円
グラタンコロッケバーガー 108円
メロンパン 108円
ホワイトチョコクロワッサン 110円
フレンチクルーラー ホイップクリーム & カスタードクリーム 125円

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以上の5品。ひねりはなく、ストレートに商品を命名している。まあ、パッと見た引きは弱いものの、迷わずに買うことができるだろう。次はセブン。

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・セブンイレブンで購入したパン

しっとりつぶあん & マーガリン 110円
ふんわりチーズのパン 110円
ふんわりメロンパン 110円
もちもちチョコブレッド 108円
くちどけチョコレートデニッシュ 120円
あらびきポークソーセージドッグ 180円

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以上6品。枕詞のように、「ふんわり」とか「しっとり」を使っており、最初の一言で商品の印象を伝えようとする意志がうかがえる。購入するうえで、参考になるかも。次はファミマ。

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・ファミリーマートで購入したパン

もっちもちくるみあんぱん 130円
もっちパン(たまご & チーズ) 118円
もちっと白いチョコパン 108円
もちっとホットケーキ(メープル & マーガリン) 108円
チョコ好きのためのチョコクロワッサン 108円
シュークリームみたいなパン(カスタード & ホイップ) 120円
大きなウインナー 125円

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以上の7品。「もちっ」を使い過ぎじゃないかな……。それにも増して気になるのは、ちょっと投げやりな感じが否めないのだが。もっちパンやシュークリームみたいなパンは、まるで他人ごとのように聞こえなくもない。

そして、大きなウインナーはすでにパンであることの説明を放棄している。確かに、商品を見ればパンだとは分かるが、もう少し一言欲しいような……。最後にローソン。

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・ローソンで購入したパン

板チョコクロワッサン 135円
ブルターニュ産発酵バターを使ったサックリメロンパン 108円
ベーコンマヨネーズのふわふわパン 125円
モッチクリームドーナツ 108円
もっちりとしたコッペパン粒々ピーナッツ 130円
クロワッサンスイート 113円

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以上6品。4社のなかで、一番練った感じの印象を受ける。たとえば、「ベーコンマヨネーズのふわふわパン」の場合、ふわふわという形容詞をパンの前に持ってくる使い方が良い。さらにクロワッサンをただの「クロワッサン」で終わらせないクロワッサンスイートもなかなかである。

名前ひとつ取ってみても、各コンビニチェーンでこれだけ方針の違いが見られるのは面白い。皆さんも今後、ネーミングを気にしてみてはいかがだろうか?

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24.