佐藤です。近年外国人観光客が増えている。思わぬところが観光名所になっているらしいのだが、そこで外国人たちはどんな風に日本を楽しんでいるのだろうか? ちょっと気になったので、東京・浅草に向かった。
・外国人に人気の変身撮影にチャレンジ
浅草といえば、浅草寺や雷門をはじめ見どころいっぱいだ。なかでも絶大な人気を誇るのが、変身撮影なのだとか。花魁や芸者、忍者、侍に扮して撮影を行うことができるという。そこで私も撮影してもらったところ、これは日本人も撮ってもらった方がいいと確信した! なぜなら、来年の年賀状にもってこいだからだ!!
・丁寧な応対
私が訪ねたのは、雷門のすぐ近くにあるスタジオ七色である。ここは、花魁の変身撮影で女性に定評があるらしい。HPを確認してみると、男性の場合は羽織・袴で侍風に撮影できるプランがある。さっそく電話で問い合わせてみると、撮影プランと空き状況について丁寧に教えてもらえた。よし、ここにお願いしてみよう! 幸い問い合わせた翌日が空いていたので、速攻予約。
・侍プランの内容
お店に行き予約した旨を伝えると、電話同様に丁寧に撮影内容を教えてくれた。侍プランは簡単なヘアメイク(希望により)、着物・羽織・袴各1着。刀や扇子などの小道具は使い放題である。撮影スペースは和室スタジオ、もしくは白やグレーなどの1色バックのスタジオのいずれかから選ぶ。
なお、料金は1万5120円。2L版の写真3点を、24カットから3枚選ぶことができる。
・サンプル画像を見ながら良く考えよう
私は2つのスタジオではなく、花魁用のスタジオでお願いした。このスタジオは、高さの関係で立ち上がることができない。もしも撮影してみたいという人は、スタッフと相談してサンプル画像を確認しながら、撮ってもらうスタジオを選ぶと良いだろう。
・着付けも撮影もスムーズ
さて、これで撮影前の打ち合わせは完了。ここから着物の着付けが始まる。和装に挑むのはこれが初めてのことだったが、何の心配もない。スタッフがしっかりと着付けを施してくれるので、スムーズに着替えることができた。撮影もカメラマンの指示に従っていれば、問題なく進行する。
・表情がマジで大事
あえてひとつ言うなら、できるだけその気になって表情を作った方が楽しめるぞ。ちょっと極端かな? と思うくらいに顔を作ると、よりリアリティが出る。せっかくなので思い切って行こう。
ちなみに私は「悪代官」というテーマで撮影をお願いしてみた。かなり貧弱な悪代官、いやエセ演歌歌手のようになってしまったが、撮影は猛烈に楽しかったぞ!
・日本人こそ撮った方がいいと思う
お店の利用客のほとんどが外国人観光客なのだとか。日本旅行の記念に形を残したい気持ちはよくわかる。しかし実際に利用して思ったのは、日本人こそ体験した方が良いのではないかということだ。
自分が考えている以上に雰囲気が出る。男性は凛々しく、女性は艶やかに。自分の違う一面を垣間見るようで、マジで楽しいぞ!
・別料金で全データを即日持ち帰ることができる
私はこれを来年の年賀状に使いたいと考えている。基本料金には3枚分のデータが含まれているので、これをアレンジして年賀状を作ってみると面白いだろう。ちなみに私はプラス2万円で撮影したすべてのデータを頂いて帰った。
3枚には絞り切れないという人は、データを持ち帰って吟味すると良いだろう。
参考リンク:スタジオ七色
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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▼年賀状のデザインが決まってないという人に、変身スタジオはオススメ。花魁や芸者、忍者などにも変身できるそうだ。写真のデータに文字を載せるとこんな感じ
▼いろいろなカットを撮ってもらった。通常料金1万5120円(通常の場合は3カット)にプラス2万円で、すべてのデータを持ち帰ることができる
▼ちなみにテーマは悪代官。表情が大事、できるだけ顔を作ろう
▼「そこになおれ!」
▼「あっぱれ!」
▼「ちこうよれ」
▼「満足じゃ」
▼「もう良い、下がれ」
▼番傘を持ったパターン
▼刀を持つと緊張感が増す