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【本人降臨】俳優のハリソン・フォードさんが「何でも聞いてくれ」と質問を受け付け! Q&A 45選がこれだ!!

2015年10月25日

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2015年12月18日に公開が予定されている映画『スター・ウォーズ / フォースの覚醒』。10月20日には特報予告編第3弾も公開されたので、グッと世間のスター・ウォーズ熱が高まっているように感じられる。

そこで今回は、この人抜きにして『スター・ウォーズ』を語ることなかれ、ハン・ソロ役のハリソン・フォードさんが行った質疑応答をご紹介しよう! 海外サイト Reddit にフォードさんが降臨し、「何でも聞いてくれ!」と質問を受け付けたものだ。ドドンと45選のQ&Aを連発しちゃうぞ!! 


Q1:映画『スター・ウォーズ』に初めて出演したとき、どんな気分でしたか? どんなふうに出演が決まったんですか?
A1:ジョージ・ルーカス監督を手伝ったことがあって、その縁でハン・ソロ役がまわってきたんだ。オファーがあったときは驚いたよ。当時は大工のほうが本業で、俳優業はコロンビア映画とユニーバーサル・スタジオの映画会社と契約を結んでいた。

そのとき、ある1軒の家を改築したい思っていたんだ。そこで道具を買いそろえたんだけど、材料費が足りなくなってしまった。だからハン・ソロ役をやればお金が入って来ると思ったんだ。あの役以来、俳優業で仕事を選べるようになった。

Q2:あなたとルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルさんが戦ったら、どっちが勝ちますか?
A2:もちろん、俺だ。

Q3:「愛してるわ(I love you)」
A3:「知ってるさ(I know)」
(編集部注:映画『スター・ウォーズ エピソード5 / 帝国の逆襲』での、レイア姫とハン・ソロの有名なやり取りだ。)

Q4:「I know(知ってるさ)」という台詞はアドリブだったんですか?
A4:厳密に言うと、あれはアドリブではなくて提案だったんだ。みんなの力をあわせて作った映画は、やはり最高だ。アドリブを入れるのではなくて、 “こんなのどうだろう” と提案し、リハーサルでやってみて意見を聞く。「I know」という台詞の方が、ハン・ソロっぽいと感じられたからね。すると監督も、レイア姫役のキャリーも賛成してくれた。だから「I know」になったんだ。

Q5:これまであなたが出演した映画で、どの台詞が人気ですか?
A5:映画『エアフォース・ワン』の「私の飛行機から降りろ(Get off my plane)」。

Q6:映画『インディ・ジョーンズ・シリーズ』と『スター・ウォーズ・シリーズ』。映画史に残る記念碑的な2つのシリーズに出演できて、どのような気持ちがしますか?
A6:とんでもなく幸運だったって感じだよ。

Q7:映画『インディ・ジョーンズ・シリーズ』の撮影にまつわる面白いエピソードってありますか?
A7:『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』は、チュニジアで撮影をしていたんだ。剣の達人と戦うシーンがあったんだけど、そのとき俺は赤痢にかかっていて、10分以上は部屋から出ていられないような状態だったんだ。リハーサルを行ったんだけど、本番撮影を終えるには2、3日かかることも発覚した。しかもチュニジアで撮影する最後の場面で、迫力ある戦いのシーンだ。

どうしたものかと考えて、監督に「派手に戦うのは止めて、銃を一発撃って速攻でカタをつけるのはどうか」と提案したんだ。監督も賛成だった。ちなみに剣の達人役を務めたのはイギリス人の素晴らしいスタントマンで、何カ月も剣の練習をしていたらしい。

Q8:映画『インディ・ジョーンズ・シリーズ』の撮影中に怪我をしましたか?
A8:えーと、最初の作品『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』では、片方のひざの前十字靱帯を損傷してしまったんだ。右か左かは覚えていないんだけど。フライング・ウィングという飛行機の上でドイツ人の整備工と戦うシーンで、飛行機の車輪にひかれたんだ。まあそんなふうにして、たくさん怪我をしたな。

Q9:映画『インディ・ジョーンズ・シリーズ』の中で、お気に入りの作品はどれですか?
A9:特にお気に入りはないよ。『インディ・ジョーンズ・シリーズ』は好きだし、多くの人が楽しんでくれたことも嬉しく思っている。でも、これぞっていうお気に入りはないんだ。

Q10:どんな基準で、仕事を選んでいるんですか?
A10:1つの “基準” に絞るのは難しい。たいていは「好きだから」「時間があるから」「新しいことに挑戦してみたかったから」などの理由だ。「一緒に働いてみたい人」や、「観客が劇場に足を運んでくれるような題材」を追い求めることもある。それが俺の仕事だから。

Q11:アーノルド・シュワルツェネッガーさんやシルヴェスター・スタローンさんなど、そうそうたる顔ぶれの映画『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』にあなたも出演されましたね。出演の決め手は何ですか?
A11:ドキュメンタリー番組『 危険な時代に生きる(Years of Living Dangerously)』の収録のために、インドネシアに向かう途中だったんだ。すると『エクスペンダブルズ』の撮影地が、ちょうどその辺りで行われていて、スタッフが少しの期間でいいから撮影に参加してくれないかと聞いてきたんだ。

それも楽しそうに感じられて、シリーズの1、2作目をちょっとチェックしてみたら内容も面白かった。だから、まあ出てもいいかなって感じで出演したよ。

Q12:これまで演じた役から、何か役立つスキルなどを学ばれましたか?
A12:実際に役立つスキルかどうかは分からないけど、演技をしていると他人について学べるんだ。警察の役を演じるときは、実際に警察と一緒に過ごして、彼らがどんな生活を送り、どういった人物なのか観察する。そうやって毎回、医者や科学者など、違った人間の生活を知るようにしているんだ。俺にとって、調査することは重要なステップなんだ。

Q13:TVドラマ『アリーmyラブ』の主人公を演じたキャリスタ・フロックハートさんは、フォードさんの奥さんですね。あの番組のファンでしたか?
A13:『アリーmyラブ』は素晴らしかったね。そんなにたくさんのエピソードを見たわけではないけれど、素晴らしいと思っていたよ。

Q14:どうやって、その素晴らしい肉体を保っているんですか?
A14:食事に気を使うことと、テニスを楽しむことかな。出来るだけテニスをするようにしている。

Q15:なぜ飛行機を運転するようになったんですか? 好きな飛行機のタイプはありますか?
A15:ずっと飛行機や操縦に興味があったんだ。大学生のときにはレッスンを受けたこともある。1時間11ドルの授業料だったんだけど、お金が無くて3回しか受けられなかった。その後、また飛行機の操縦に興味を持ったってわけさ。特にお気に入りの種類はなくて、全ての飛行機、空を飛ぶ機械なら何でも好きだ。ヘリコプターの操縦だってする。

……さらなる質疑応答は、次ページ(その2)へ!

参照元:RedditFacebook(英語)
執筆:小千谷サチ
イラスト:稲葉翔子

【本人降臨】俳優のハリソン・フォードさんが「何でも聞いてくれ」と質問を受け付け! Q&A 45選がこれだ!!

Q16:映画『ブレードランナー』のファンです! リドリー・スコット監督が続編を作る予定だと聞いたことがあるのですが、どう思われますか?
A16:本当に『ブレードランナー』の続編が作られるなら、そしていいストーリーなら、とても興味がある。でもスコット監督は才能豊かで、情熱を持った人物だから、一緒に働くことはかなり不安だ。もう一度、リック・デッカードを演じるのも大変面白いだろう。

Q17:リック・デッカードはレプリカントだと思いますか?
A17:答えが分からないところが、この話の素敵な点だと思う。今でも、このことに興味を持ってくれる人がいて嬉しい。

Q18:どの映画の撮影が、一番大変でしたか?
A18:映画『ブレードランナー』の撮影が、一番大変だったかもしれないな。なぜなら50晩連続で撮影があったり、いつも雨が降っていたから。

▼映画『ブレードランナー』

Q19:これまで出演した映画の小道具を、今でも大切に持っていたりしますか?
A19:小道具をとっておくようなことはしない。思い出に浸るようなタイプでもないから、映画の物をとっておくこともないんだ。映画の世界は、別の世界だ。

Q20:みんな気になっていると思うんだけど……1977年公開当初の『スター・ウォーズ エピソード4 / 新たなる希望』の酒場のシーンで、賞金稼ぎグリードとハン・ソロのどっちが先に撃ったんですか?
A20:分からないし、興味もないさ。

▼グリードと撃ちあうシーン。この動画ではハン・ソロの方が先に撃ったのでは……と検証しているぞ。

Q21:ハン・ソロとインディアナ・ジョーンズがボクシングの試合をしたら、どっちが勝つと思いますか?
A21:プロモーターが勝つだろうね。

Q22:ハン・ソロとインディアナ・ジョーンズ、どっちを演じる方が好き?
A22:インディアナ・ジョーンズの撮影はとても楽しいよ。なぜなら色々な場所を回れるし、冒険やアクションもある。でもハン・ソロだって、俺の人生にとって重要だ。

Q23:TVのトークショー『ジミー・キンメル・ライブ!』でチューバッカと喧嘩をしましたね。何を揉めていたんですか?
A23:あれはキンメルの用意したジョークだったんだよ。チューバッカが俺の架空の妻を寝取ったっていう設定だったんだ。

▼そのときの様子がコチラだ。

Q24:鶏サイズのジャバ・ザ・ハット100人と、ジャバ・ザ・ハットサイズの鶏1羽。戦うとしたらどっち?
A24:お願いだから、ジャバ・ザ・ハットサイズの鶏1羽にしておいてくれ。

Q25:映画『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』はスペインで撮影されましたね。いかがでしたか?
A25:スペインは良かったよ。撮影の9割が野外で、しかも馬にまたがった状態で行われたんだけど、とても楽しかった。スペインではすごく良い時間を過ごしたよ。

Q26:シカゴのご出身ですね。MLB では「カブス」と「ホワイトソックス」のどっちのファンですか?
A26:野球にはあまり興味がないんだ。でもシカゴはとてもいい街だよ。シカゴで何が起こっているか、今でもアンテナを立てているよ。

Q27:マジシャンのデビッド・ブレインさんのカードトリックにビックリしていましたね。今もビックリしますか?
A27:うん、彼も気味の悪い奴だ。物も人も上手く操る。とっても才能があるし、彼はいつだって楽しませてくれるよ。

▼ブレインさんのマジックに驚くフォードさんの様子。ビックリし過ぎて、最後に「ウチから出て行け」と言っちゃう……。

Q28:時間を元に戻して、過去のどんな役でも演じることができるなら、どの役を選びますか?
A28:俳優の仕事の最もいい所は、過去をあまり振り返らないことだ。俺にとって、新しい役に挑戦することは何よりの楽しみなんだ。

Q29:あなたが出演するトークショーを見て思ったのですが、あなたはインタビューされるのが嫌いなんですか?
A29:そんなことないよ。多くのインタビュアーが才能があって、面白い人々ばかりだ。俺がインタビュ―嫌いに見えるのは、何だか面白いな。告知のためにトークショーに出たりするけど、映画などを多くの人に知ってもらえる素晴らしい場だと思っているよ。

Q30:ヘリコプターで人を救助することがあるそうですね。なにか興味深いエピソードを教えてもらえますか?
A30:ヘリコプターで捜索や救助に当るときは、単独行動ではなくチームで行われる。だから、俺1人で誰かを助けたみたいに言われると恥ずかしくなる。チームの功績だ。

……残りの質疑応答は、次ページ(その3)へ!

参照元:RedditFacebook(英語)
執筆:小千谷サチ
イラスト:稲葉翔子

【本人降臨】俳優のハリソン・フォードさんが「何でも聞いてくれ」と質問を受け付け! Q&A 45選がこれだ!!

Q31:ドキュメンタリー番組『 危険な時代に生きる』でインドネシアを訪れましたね。インドネシアの環境問題をどう思われますか?
A31:あの環境破壊の現場を見ても、ショックは受けなかった。なぜなら「コンサベーション・インターナショナル」という団体に20年以上参加していて、環境保護のために活動してきたからね。森林破壊問題や赤道ベルト上に集中する豊かな森林の重要性、インドネシアが直面している環境問題などについても学んできたんだ。

Q32:あなたは、インドネシア政府と会談を行った際に、ハッサン林業相を怒らせましたね。なぜですか?
A32:ハッサン林業相との会談は、インドネシアの森林破壊の現状を伝えるにあたりとても重要な機会だった。環境破壊は、インドネシアの人々の生活にも大きな脅威になっているからだ。

インドネシアの大統領が森林保護を打ち出す一方で、林業相は産業発展ばかりに関心を向けては、環境を破壊し温室効果ガスの排出を加速させていた。未来を良くしていく力があるにも関わらず、環境に悪いことしかしない。そんな人物の受け答えにイライラしてしまったんだ。

Q33:インドネシアはどうでしたか?
A33:料理がとても美味しかったよ! そして滞在中に起こった出来事も素晴らしかった。鮮やかで、興味深い土地だ。実際に自分の目で見て、文化に触れることが出来てとてもよかった。尊敬できる人々とも知り合えたしね。

Q34:ドキュメンタリー番組『 危険な時代に生きる』は、あなたにとってどれくらい大切なお仕事ですか?
A34:気候変動が我々の生活に与えるインパクトを、多くの人に知ってもらう素晴らしい番組だと思っているよ。近現代において、最大の脅威は気候変動だ。だから人々の関心を集めることができるこの番組は、俺にとって重要な場だ。番組を通じて、多くの素晴らしい人たちと知り合えて大変嬉しく思っている。

▼ドキュメンタリー番組『 危険な時代に生きる(Years of Living Dangerously)』

Q35:世界的に著名な生物学者、エドワード・オズボーン・ウィルソンさんとお知り合いですか?
A35:ウィルソン博士のことはよく知っているよ。何年も「コンサベーション・インターナショナル」の会議に一緒に出席している。彼のプロジェクトや仕事は大変興味深いし、その功績のスゴさだけでなく、彼自身もとっても魅力的な人物なんだ。

Q36:あなたの名前がついたアリとクモが存在しているそうですね。本当ですか?
A36:本当さ。先述のウィルソン博士が、俺の名前をアリにつけたんだ。同じくチョウにも俺の名前をつける話が持ち上がったけど、それは娘ジョージアにしてもらったんだ。そっちの方が似合っていると思ったからね。

Q37:ヘビについてどう思いますか?
A37:ヘビは好きだよ! 若い頃はボーイスカウトに所属していたんだけど、ヘビを集めて飼育するプロジェクトあったんだ。だからヘビのことは結構よく知っているし、素晴らしい生き物だと思っている。
(編集部注:インディアナ・ジョーンズはヘビ嫌いで有名。)

Q38:なぜ映画『カウボーイ & エイリアン』の出演を決めたんですか?
A38:昔からカウボーイの映画が好きだったんだ。でも最近ではカウボーイ映画も、めっきり少なくなってしまった。美しい砂漠を背景とした SF で、素晴らしい映画だったよ。

Q39:好きなチーズはなんですか?
A39:マンチェゴ・チーズ。

Q40:俳優になる前は、大工だったと聞いたことがあります。今でも何かを作ったりするんですか?
A40:そんな暇はなくなってしまったね。大工のスキルは、訓練しないと身につかないものだ。“俳優になる前は大工だった” っていうけど、俺は子供の頃から俳優になりたかったし、大工になる何年も前にすでに俳優として働いていたんだよ。

Q41:映画『俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク』に出演されましたね。撮影現場はどんな感じでしたか?
A41:俺が出演する場面の撮影は、1日で終わったんだ。あの第1作目がとても人気があったのも知っていたし、他の出演陣の有能さも認めていた。撮影自体はとても楽しかったよ。でも作品はまだ見ていないままだ。

▼映画『俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク』

Q42:お休みのときは、どうやって過ごすんですか?
A42:家にいて、子供たちと一緒に過ごす。

Q43:何かペットを飼っていますか?
A43:現在、2匹の犬とたくさんの魚を飼っているよ。ネコはもう何年も飼っていないな。でも俺はネコが好きなんだ。ネコはイイね。

Q44:今日の気分はいかがですか?
A44:金曜日は午前3時まで仕事をしていたから、本調子じゃない感じだ。まだ疲れが残っている。

Q45:俳優を志す人に向けて、何かアドバイスはありますか?
A45:やりがいを持って、挑戦すること、それだけだ。また「この世界で成功できるのは、一握りの人間だけ」と気持ちがくじけることもあるだろう。けれども、ほとんどの人間は途中で諦めるか、チャンスが巡ってくるまで耐えられない。だから、どうやったら諦めないでいられるか考えるんだ。

もしもその気持ちが本物で、演技に対する真の情熱を持っているなら、どうやったら生き残れるか考え、挑戦してみてほしい。

参照元:RedditFacebook(英語)
執筆:小千谷サチ
イラスト:稲葉翔子

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