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最近、汁なし系の麺がひそかなブームを呼んでいるようだ。油そばのチェーン店をあちこちで見かけるようになり、大手チェーンも汁なしメニューに力を入れ始めている。日高屋もその例外ではない。

日高屋が提供を開始したのは、「汁なしラーメン 辛子明太子豆腐」(単品590円)である。え!? 明太子? 豆腐? ラーメンなのか、ラーメンじゃないのかさっぱりわからないので、実際に食べてみたぞ!

・餃子の王将と双璧

安くてウマい中華を食べられるお店として、サラリーマンの間で定着しているお店、日高屋。定番はやはり中華そばと餃子、もしくは少しヒネリを入れて温玉旨辛ラーメンやカタヤキソバを食べるという人もいるかもしれない。「餃子の王将」と双璧をなす中華チェーンといっても過言ではないだろう。

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・何でもかんでも……

その日高屋に最近お目見えしたのが、辛子明太子豆腐の汁なしラーメンだ。あえて言いたいのだが、近ごろ流行っているとはいえ、何でもかんでも「汁なし」とか「つゆなし」とか、「まぜそば」というのはいかがなものだろうか……。たしかに水分控えめかもしれないのだが、今までだってそういうのあったというのに。流行りというのは、怖いものである……。

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・汁はないけど、餡の水分が

しかもだ。このメニュー、汁ないかもしんないけど、水分結構あるぞ。写真見ただけでわかるが、餡でドロドロやないか。スープを汁と言ってるかもしれないけど、餡だって汁に匹敵するだけの役割は果たすだろうよ。それを汁なしと言い切るとは、なかなかである……。

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・「汁なし」と呼ぶべきなのか?

さて実際に食べてみると、明太子の辛味がきいている。辛い! とまでは言わないが、ピリリと来ている。麻婆豆腐を明太子で作ったような印象だ。麺を食ってるというよりも、豆腐を食っている感じが強い。ドロドロとした餡が麺に絡みついて、食べ応えは悪くない。でも汁なしではないよね? 汁なしだと言い切るのは、どう考えてもちょっとずうずうしいような……。

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とはいえ、斬新なメニューであることに違いない。新しモノ好きな人は一度トライしてみてはいかがだろうか。

・今回訪問した店舗の情報

店名 日高屋 新宿3丁目店
住所 東京都新宿区新宿3-8-9
営業時間 11:00~3:30

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24.