古来よりジャパニメーション、つまり「ジャパニーズ・アニメーション」が脈々と受け継いできた “系譜” と呼べるジャンルがある。それは、青春と大冒険のボーイミーツガールSF。
主人公が謎の少女と出会ったことがきっかけで冒険が始まる『天空の城ラピュタ』のような物語で、ベタだけど感動する王道パターン。来期秋アニメの中で、そんな雰囲気をバリバリ醸し出しているのが『コメット・ルシファー』だ。
・イントロダクション
舞台は、青く輝く鉱石 “ギフトジウム” で大地が形成されている星、惑星ギフト。主人公の純朴な少年「ソウゴ・アマギ」は、ある日、ひょんなことからギフトジウム鉱山跡の地底湖に迷い込んでしまい、不思議な少女と出会う。
・匂い立つ王道ボーイミーツガール臭
イントロダクションだけでも匂い立つような青臭さと王道感が漂っているが、その上、キャッチフレーズが「いま冒険の旅がはじまる。君と仲間と運命を連れて」ときたもんだ。もう、“世界の命運” を主人公達が握ることは明白である。
っていうか、ホント、ボーイミーツガールSFの大ヒット作『天空の城ラピュタ』『不思議の海のナディア』『エウレカセブン』そのままの雰囲気。この時点で、記者的には胸アツなのだが、世の中には『天空の城ラピュタ』さえ見たことがないという、およそ記者の常識を超えた人もいるかもしれない。
・そうだ……イベントに行こう!
そんな人にもなんとかこのアニメの世界観を伝えたい……と思案していたところ、この作品の世界観を体験できるイベントが「新宿メトロプラムナード」で開催されているとの情報をキャッチ!
ということで、記者はメトロプラムナードにダッシュで向かった。それはもう “ベン・ジョンソン” のようなとんでもない速さで。先に断っておくが、あくまで「この作品の世界感を伝えるため」だ。おっさんミーツガールするためではない。
・イベントの概要
イベントでは、希望者の姿をスキャンして「アニメの映像に自分の顔をコラージュしてくれる」という催しが行われていた。ただ会場は通りの一角なので、少し恥ずかしい。……が、仕方ない。『天空の城ラピュタ』の主人公・パズーはこんなことで自分の志を曲げたりしないだろう。
映像は何種類か用意されており、一回しの映像の中で何人ものキャラにコラージュされるため、なかなかお得感がある。
・おっさんミーツガールチャレンジ
一発目のチャレンジは、おっさんのキャラが主人公のソウゴと話すシーンで、しかもおっさんの方にコラージュされていた。全然ガールにミーツできてない……これはもう一度チャレンジせねばなるまい。
二度目のチャレンジは、ソウゴがスクーターのような乗り物を運転しているシーンで、二ケツで女の子が後に乗っている。おっ! これはガールにミーツできるかも……と思いきや、女の子の方に見慣れたおっさんの顔がコラージュされた。
・帰ってきたおっさんミーツガールチャレンジ
三度目のチャレンジの最中、ふと思い出した。記者はガールにミーツするために来たのではなかったということを。ちなみに、イベントで大画面に映し出されたアニメの映像は、胸がワクワクする「壮大さとスピード感」に溢れたものだったぞ。
なお、このイベント自体は2015年9月27日が最終日となるが、10月3日にTOHOシネマズ新宿にて前夜祭が開催され、10月4日にはTOKYO MXで第一話が放送されるという怒涛のスケジュールだ。ボーイミーツガールモノが好きな人や、大冒険モノが好きな人は是非チェックしてみてくれ!
参考リンク:『コメット・ルシファー』HP
Report:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼メトロプラムナードに開放的な感じで大画面が並んでいる
▼ソウゴとスクーターで二ケツするおっさん
▼ソウゴがちょっと嫌そうな顔をしている
▼やっぱり嫌なんだな?
▼イケメンっぽいキャラだ
▼遠くを見つめて、多分良いことを言ってるシーンだが台無しだ
▼出てくるキャラが次々におっさんと化していく
▼第一話をいち早く視聴できるキャンペーンもあったぞ