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メガネは顔の一部である。メガネは顔を形成する重要なパーツのひとつであり、メガネっ子にとっては視力を補う大切なサポーターであると同時に、下着にも等しい役割を担っている。つまりは大事なところを隠しているということになるのだが……。

そんなメガネっ子が、ある日コンタクトレンズに変えたとすると、どのような心境の変化が生まれるのだろうか? 視力の良い人には、おそらく想像もつかないような心の変化が起きているのである。一言でいえば、丸裸にされた気分。全裸で外の世界へと出て行くような心境だ。

・過去に2度トライ

私(佐藤)は、過去に2度ほどコンタクトレンズを装用していたことがあった。ハードとソフト、それぞれにトライしていたのだが、装用感に馴染めずに2度とも使用を断念してしまった。

・コンタクトは面倒くさい

コンタクトは実に面倒くさいのである。起床時に装着して就寝時に外す。それがひたすら面倒くさいのだ。飲んで帰った日なんかは、すぐにでも横になりたい。このままどっぷりと眠りにつきたいというのに、コンタクトを外しているので何だか目が冴えてしまって、気持ち良く眠りにつけるはずが、眠気が飛んでしまったりするのだ。その点、メガネはわずらわしさが少ないのである。

・相当恥ずかしい

そんな私が、諸事情によりコンタクトを利用することになった。おそらく20年ぶりくらいの挑戦だ。冒頭にもお伝えしたように、メガネは顔の一部であり、下着に近しい機能を備えている。マスクマンのマスクと同じようなものだ。これを取って、外を歩くのは相当恥ずかしさを伴う。まあ、すぐに慣れるのだが、最初はかなりの勢いで羞恥心を感じてしまう。

・パンツ履いてないようなもの

視力の良い人には、さっぱりわからないことだと思うので、次のように想像して欲しい。ある日、何かのハプニングでノーパンで出かけてしまったとする。やべえ、今日パンツ履くのを忘れてしまった! クラスの同級生、もしくは会社の同僚にバレたらどうしよう!? と、精神的に追い込まれるはずである。

・脱メガネのメガネっ子には優しく

本当は、あなたがパンツを履いていなかったとしても、周りはほとんど気にすることはないはずだ。しかし、周囲の目が自分の下半身に向けられている気がしてならない。まるで誰もがノーパンの自分を見透かしているとさえ思えてくる。まさに疑心暗鬼。

メガネをかけずに出かけるとはそんな状況だ。丸出しで出かけている自分を、俯瞰してみると戦慄さえ覚える。だが、その恥ずかしさにちょっとドキドキしたりして……。とにかく、メガネから卒業を果たそうとしているメガネっ子には、優しく接してあげて欲しい。

執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼コンタクトにしたので、Yoshioに撮影をお願いした
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▼佐藤「あんまり近くで撮るなよ、恥ずかしいから」
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▼佐藤「近づくなって、恥ずかしいから」
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▼佐藤「近すぎだろ、パンツ履いてないようなもんだぞ!」
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