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ウマい店は行列が途絶えない。何時間並んでも食べたい料理は、この世に確かに存在する。だが予約すら困難で、「予約が取れたとしても7カ月待ち」という店は、そこまで多くないハズだ。今回はガチで予約から7カ月後に、ようやく辿りつけたお店をご紹介したい。

それは東京・吉祥寺の『肉山』というお店。その名の通り、肉のフルコースが味わえるのだが、期待を裏切らない……いや期待を遥かに超えた「至高の空間」が確かにあったのだ。

・予約方法

いきなりだが『肉山』の予約方法をお知らせしよう。初回の場合、肉山では毎月1日のみ電話受け付けをしている(時間は昼12時から)。知り合いに常連さんでもいない限り、予約の方法はこの月に1度の電話だけである。

予約が取れるのはさらにその先になり、現時点で2015年内は予約不可能ということであった。筆者は知人が2015年2月に予約してくれたのだが、訪れたのは9月になってから。実に7カ月の時を経て、念願の肉山への道が開けたということになる。

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・食べ物は1人5000円のコースのみ

ではなぜそこまで予約が取れないのか? 理由は単純、大きなお店ではないということもあるが、「味もコスパも最強だから」らしい。ちなみに料理は全てコースで1人5000円、飲み放題を付けると1万円となっている。

今回は6人でテーブルを囲みつつ、肉山タイムスタート。全ての肉は薄い塩コショウで味付けされているだけで、あとは好みで「特製粒マスタード」「ゆず胡椒」「コチュジャン風味噌」を付けて食べるスタイルだ。

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・感動の赤肉たち

一品目の「肉のパテ」から始まり、「豚ロース」「牛ロース」「馬ロース」「リブロース」「トモサンカク」「万願寺とうらがらし」「エリンギ」、〆の「たまごかけご飯」「カレーライス」に至るまで、その全てが感動的にウマく、さらに美しい

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しかも脂の旨味が前面に出ているのは「トモサンカク」くらいで、残りの肉は赤身肉のウマさ、つまり肉そのものの旨味が味わえるから秀逸だ。こんなにウマい赤肉たちをこのボリューム、価格で食せるならば7カ月……いや、1年先でも予約したくなるほどコスパも最強であった。

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・リラックスして楽しめる

ちなみに “予約必須” と言われると構えてしまうかもしれないが、お店自体はご主人の気さくな人柄もあり、肩の力を抜いて楽しむことが出来る。なお、プロ野球選手とも交流が深いらしく「プロ野球選手のセカンドキャリア応援するって書いといて!」とのことだ。

食後ここまで充実した気持ちになれるお店は、そうないだろう。道のりは果てしなく遠いが、その先には究極の肉マウンテンが待っているぞ。登頂するかしないかは、あなた次第だ。

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 肉山
住所 東京都武蔵野市吉祥寺北町1-1-20 藤野ビル 2F
時間 完全予約制
休日 無休

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼全然店には見えない、この扉の向こうに肉山はある。
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▼壁の至るところにサインがスゴい!有名漫画家もズラリだ。
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▼肉は1品ずつ運ばれてくるスタイル。塩コショウで軽く味付けされているから、あとは好みの調味料を付けて食べる。
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▼1品目は肉のパテ。濃厚。
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▼万願寺とうがらし。辛くはない。
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▼豚のロース。言葉にならないくらいウマい!
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▼牛ロース。赤肉最高ぉぉぉおおおおお!
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▼エリンギ。ビビるほどジューシー。
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▼きゅうりまで豪快。
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▼馬肉。火を通してこんなにニオイの無い馬は初めて。
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▼リブロース。たっぷりのワサビで食べる。至高。
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▼トモサンカク。脂がジュワッと口に広がる。
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▼〆は「たまごかけご飯」(TKG)か、カレーを選べるぞ。
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▼肉山では完食したことを「登頂」と呼ぶ。登頂やーーーー!
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▼気さくなご主人「プロ野球選手のセカンドキャリア応援するよ!」
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▼グラスにも肉。
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▼マジで肉山最強だった!
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▼えり元に注目! 肉のピンバッジも売ってるぞ!! 道は果てしなく遠かったが、マジで最強だったぞッ!!

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最後に肉ピンバッジもらった。

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