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現在、2018年ロシアW杯へ向け、アジアでは2次予選が行われている。グループリーグ方式で次のステージを目指す戦いが続いているが、2015年9月8日行われたグループAのマレーシア vs サウジアラビアの試合は、サポーターが暴徒化する事態となった。

その暴動がきっかけで、試合は続行不可能。終了のホイッスルが鳴る前に打ち切られてしまったのだから始末が悪い。そして YouTube には、その光景が公開されているのだが、想像以上にヒドいものであった。

・試合終了間際での出来事

マレーシアは、ここまで1分2敗の勝ち点1でグループ最下位。ホームで負けられない戦いとなったサウジアラビアとの試合は、69分に先制する展開となった。しかし、71分と75分に立て続けに失点し逆転を許すと、88分に事件が起きてしまう。

勝利が遠のいたことで、熱狂的なサポーターたちは、ピッチに発煙筒や花火を投げ込むなどして暴徒化。動画「MALAYSIA VS SAUDI ARABIA 2015 PYRO SHOW」でも確認できるように、地獄絵図のようになってしまった。

・絶対に許されない行為

近年急成長しているマレーシアサッカーなだけに、期待が大きかったのかもしれない。しかし、どんなに選手たちが不甲斐なかったとはいえ、勝敗は必ずつくもの。勝者がいれば敗者がいる。

可能性がある限り、選手たちの背中を押すのが、本当のサポーターではないだろうか。何よりもW杯出場を夢見ている選手たちが、試合の最後までピッチに立つことができなかったのが、残念でならない。

・予選から除外される可能性もあり

また、動画ではスタジアムに足を運んだ子供たちの姿も確認できる。夢を抱いて試合を観戦していた彼らは、大人たちの暴動をどう見たのだろう。それを思うと心が痛まずにはいられない。最悪の場合、マレーシアが予選から除外される可能性もあるだけに、暴徒化したサポーターは自分たちの犯した事の重大さを知るべきだ。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし


▼こちらは試合のハイライト
https://www.youtube.com/watch?v=rnN_uNEHgI0