いよいよ欧州サッカーもシーズン大詰め。昨年から続く長い戦いも、あと数試合で終わりを迎えようとしている。各国リーグでは熾烈な優勝争いが繰り広げられ、サポーターも負けられない戦いに気合が入るというものだ。

ただ、アツくなるあまり一部の過激すぎるサポーターが暴徒化するのもよくある話。そしてつい先日、オランダリーグ(エールディビジ)の試合で目を疑うような事件が勃発し、世界を震撼させている。

・オランダリーグの試合で事件勃発

2017年4月23日に行われたPSVアイントホーフェン vs アヤックスの試合は、上位争いをしているチーム同士のため、意地とプライドが激突する戦いとなった。そういった背景で迎えた後半5分。一部のPSVサポーターが暴徒化すると、試合は一時中断する事態となってしまった。

・発煙筒から黒い煙

海外の試合で発煙筒が使用されることは珍しくないが、彼らが火をつけると……燃え上がった煙はまさに「黒煙」と言うべきドス黒さ! しかも、あっという間に観客席を覆い尽くしていくではないか。

どう考えても吸いこんだらヤバいようにしか見えないため、もはやテロそのもの。海外サイトによると、呼吸困難となった5人が病院に運ばれたというから、いかに悪質な行為であったかわかる。

・後味の悪い試合

後ほど再開された試合は、ホームのPSVアイントホーフェンが1−0で勝利。優勝を目指すライバルを蹴落とし、自身も上位争いをするために必要な勝ち点を得たものの、何とも後味の悪い試合となってしまった。

参照元:YouTubeMailOnline(英語)
執筆:原田たかし

▼ハイライト映像。4:48あたりで黒い煙が観客席を覆い尽くす(動画はYouTubeで確認しよう)

▼こちらは黒い煙のみを撮影した映像