【アフリカ寿司】ケニアナンバーワン寿司職人を探してきた(その2)
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・エントリーナンバー2「Misono(ミソノ)」

続いて向かったのは、これまたナイロビ中心部にある「Misono(ミソノ)」。ショッピングセンター内に店を構えるジャパニーズレストランだ。日本語の達者なケニア人マネージャーが出迎えてくれて、オリエンタルな店内の雰囲気も非常に良い。IMG_5580_500px

しかし、厨房にはしっかりと寿司カウンターもあるのだが、通されたのはなぜか2階の席だった。どうやら物置と化しているカウンター前の席は、普段から使われていないようだ。もったいないなァ……。ともあれ、マグロとエビを注文し、厨房を見に行くと……IMG_5587_500px

「ジャンボー!」とニコヤカに寿司を握っていたのは、これまたアジア人。聞けば韓国からやってきた料理人で、もう何年もケニアで寿司を握っているという。「このところ、お客さんが少ないのよ。観光客が減っているの。エボラとかあったでしょ? ケニアはエボラ関係ないのに。言うほど治安も悪くないのに……」と残念がっていた。IMG_5594_500px

そんな韓国人寿司職人の嘆きと共に、マグロとエビがやってきた。……が! もう見た瞬間、悪い意味での「ヤバイ」という雰囲気が伝わってくる。マグロの色もなんか変で、エビはシワシワ、ショボショボに乾いているのだ。しかもシャリはベチャベチャ&ギュウギュウ。悪い予感はしたが、いざ口に入れてみると──IMG_5609_500px

まずい。本当にゴメン。最凶にマズイ。さっきの店が2点なら、このお店は1点だ。“お客さんが少ない” のには、別の意味があるんじゃ……と正直思った。生臭さは「フルサト」と同等なのだが、ネタのショボさがハンパない。食べた直後のリアクションは、先ほどと同じくインスタグラム動画を要チェックだ。

・なぜか中華料理が嫌いになるケニア人ドライバー

ちなみにケニア人ドライバーのチャオスは「ライス」を注文したのだが、なぜか思い切り中華式のチャーハンが出てきたうえ、それまたベチャベチャで不味かったため、苦悶の表情で食べ続けていた。そして、最後に、「これは日本食なのか? 中華式のチャーハン? そうか……。おれ、中華料理が嫌いになった」と言っていた。konohyoujou

・3軒目で奇跡が起こる

もう完全に気持ち悪い。まだ腹はいっぱいではないのに、なんだか今にも吐きそうだ。次に行く店も、またヤバイのか……と、暗雲立ち込める車内。しかし、最後に向かった3軒目「Haru(ハル)」で奇跡が起きた! ついに発見、ケニアナンバーワン寿司大将! ネタの見た目からして全然違う。奇跡の寿司は、次ページ(その3)で!

Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
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