捨てられてしまう、いらなくなった食材を活かして絶品の料理を作るコーナーといえば、アイドルグループ TOKIO の人気番組「ザ!鉄腕!DASH!!」の『0円食堂』である。
ロケ地の多くは海産物や農産物が獲れる地域で行っているため、いつも非常に美味しそうな料理が完成している。だが、本当に捨てられるものが多いのは、田舎ではなく都会ではないだろうか?
もしかすると、都会で「0円食堂」をやったら、捨てられるものも多いため、より絶品の料理が出来上がるかもしれない。ということで、東京の繁華街である新宿・歌舞伎町で0円食堂を実施し、どれだけ食材が集まるのか試してみたぞ。
・食材集めは難航
調査担当の和才記者と歌舞伎町へ行き、まずは捨てるはずの食材をくれそうな店にガンガン当たっていく。ラーメン屋に台湾料理屋と話を聞くも、どこも「ちょっと無いですね……」と残念な結果に。
次に入った中華料理屋ではお店の人に「中華料理は食材を余すことなく使うので、捨てるものがないんですよ(ニッコリ)」と、ちょっといい話チックに断られてしまった……。
その後も数軒のお店に話を聞くこと1時間チョイ、どこも結果はNGである。歌舞伎町は意外とゴミが少ないのだろうか? 諦めかけていたときに訪れた韓国料理店に話を聞くと、意外な展開に!!!
「ゴミみたいなものでもいいのでお願いします!」と粘ったところ、持参したジップロックに何かを入れてくれたようだ。だが、なぜか微妙な顔で袋を持ってくる和才記者。中身を見てみると……。
こ、コレはッ!!! 本当にゴミじゃないかーーーーッ!!! ぞうきんや電球が入っていたケースなど、どれもとても食べられるシロモノではなかった。日本語があまり得意でないのかもしれないが、悲しいことに言った通りのガチのゴミをもらってしまった(笑)。
・ついに食材ゲット!
だが、完全に断られるよりはまだマシ。希望が湧いてきた! そして次に行った居酒屋で交渉すると、ななななななんと食べられそうな食材をゲット! 捨ててしまうセロリの葉っぱやレタスの外側、ネギの固い部分をゲットしたぞ!
さっそく編集部に持ち帰って、調理開始! 事務所の冷蔵庫の奥深くに眠っていたウェイパーで、アジア風のスープを作るようだ。大根を切ってウェイパーを溶かしたお湯に入れ、大根が煮えたらセロリの葉やネギ、レタスを入れたら完成である。
気になるお味は……ふ、普通に食える! 一時は収穫ゼロかゴミを食わなければいけないデンジャラスな状態だったが、とある居酒屋のご厚意によりなんとかスープを作れる食材をゲットできた。
味については残念ながら本家を超えられなかったものの、歌舞伎町で0円食堂ができたという奇跡は、本家超えを果たせたのではないだろうか? また、意外と都会はゴミが無いことにも気づかされた結果であった。
参考リンク:0円食堂
Report:なかの
Photo:Rocketnews24.
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