
日本のみならず世界を飛び回る記者にとって、カメラは “ウエポン”、すなわち武器だ。軟弱な武器なんて必要ない。よって、私(筆者)の相棒は10年以上も前から PENTAX と決めている。一時期キヤノンに浮気したが、すぐにモトサヤに戻った。
そんなPENTAX派な私が、これまで長いこと使ってきたのが、向井理さんがCMキャラをつとめていた超絶タフな防塵防滴一眼レフカメラ『K-30』。しかしつい先日、ついに故障してしまったので、後継機種『K-S2』に買い替えた……ら、最高すぎてマジ感動! ということで今回は、私が『K-S2』を愛してやまない10の理由をお伝えしたい。
その1:防塵防滴一眼レフ
東南アジアにアフリカに無人島など、私の取材先は “ハードな場所” が実に多い。そんな状況下で「水ヤダ」「ホコリやだ」と弱音をはくヤワなカメラは問題外。その点、PENTAXは古くから “防塵防滴” に魂を注いでいるタフなメーカー。なにせ、アメリカの軍隊が戦場で使っているほどなのだ。ゆえに選択肢は、最初からPENTAXしかないのである。
その2:とにかくタフ
上でも述べたが、PENTAXは超絶タフ! 上位機種の一眼レフになると、そこそこの高さから落下させても、床の方に穴があくほどの頑丈すぎるフレーム設計「金属シェル構造」になっている。今回の『K-S2』は普通のボディだが、「タフ」に重きを置くメーカーPENTAX以外に、最初から選択肢はないのである。タフすぎて損はない!
その3:史上最小の防塵防滴一眼レフ
今回の『K-S2』は、現時点においての「史上最小の防塵防滴一眼レフ」というのがウリでもある。確かに、以前までのモデル『K-30』よりは若干コンパクトになっている……が、逆に少しだけ(28g)重くなった。しかしながら、そんな28グラムの差と「コンパクト&新機能」を天秤にかけたら、どう考えても『K-S2』に軍配があがる。
その4:手ぶれ補正よし! 写りもよし!!
公式スペックによると、静止画における画素数は「約2012万画素(有効画素数)、約2042万画素(総画素数)」となっている……が、そんなことよりも戦場では「手ブレ補正」の方が役に立つ。サッと取り出すと同時に電源ON、次の瞬間にはシャッターを切るシーンが多い私にとって、「一瞬で補正してキメてくれる」のが心強いのだ。
その5:動画もナカナカ良い
iPhoneの動画撮影機能がチョー最高なので、めったに一眼レフで動画を撮影することはないのだが、撮影したらしたで毎度のように「こんなにキレイな動画が撮れるのかよ!」と感心させられてしまうほど、まるで映画のような “イイ映像” が撮れたりする。動画撮影時のAFスピードは頼りないが、そこはクイクイとMFで自力調整だ。
その6:PENTAX一眼において初のバリアングル
これまでPENTAXの一眼レフシリーズに「バリアングル」を搭載しているモデルは存在しなかった。が、硬派なPENTAXER(ペンタックサー)たちは「バリアングルなんて必要ないね」と強がりながら、カメラと精神をシンクロさせる究極奥義 “心のバリアングル” でシノいでいた……と思われる。でも、もうそんな強がりは必要ないのだ!
その7:ライブビューのAF速度が激的に早くなった
一般的な一眼レフには、ファインダーを覗いて撮影する「ファインダービュー」と、コンデジのように液晶画面を見ながら撮影する「ライブビュー」があるのだが、これまでの『K-30』でライブビューをすると、AF速度が「壊れているのか!?」と思うほどに遅かった。しかし、『K-S2』では超マッハ! 激的な改善である。素晴らしい!
その8:Wi-Fi機能がスゲエ
今回の『K-S2』における最大のウリは、スマホと連携できる「Wi-Fi機能」であろう。硬派なペンタックサーである私は、購入前こそ「そんな機能いらん!」と意地を張っていたのだが、いざ使ってみると号泣するほど便利だった。撮影した写真をWi-Fi経由でダイレクトにスマホに転送。なんと遠隔シャッター撮影も出来ちゃうのだ!
その9:自撮り機能の細かい配慮
今回、バリアングルが搭載されると同時に、細かすぎる配慮が嬉しい「自撮り機能」が搭載された。バリアングルをレンズ方向に向けて自撮りすると……シャッターボタンが “自撮りするときに押しやすい位置” である「Wi-Fiボタン」へと割り振られるのだ。しかもボタンの周りが光る! 「ここを押してね〜」と光で教えてくれるのだ!!
その10:たまに “激的にキレイな写真” がオートで撮れる
私は「*ist」という古いシリーズからPENTAXの一眼レフを使い続けており、撮影モードは基本的に「オート」、すなわちカメラ本体の機能に任せっきりなカメラ素人なのであるが、ごくたまに「オイ! 絵、作り過ぎだろ(笑)!」とツッコミたくなるほど激的に美しい写真が撮れたりする。笑ってしまうほどに美しいのだ。
まるでカメラの中に篠山紀信か加納典明が宿っているのでは……と思うくらいの “やりすぎ絵作り” がラッキーパンチ的に発生するのだ。それが、実に楽しいのである。もしも今使っている『K-S2』が壊れたとしても、次もまたPENTAXを選ぶことだろう。
参考リンク:PENTAX『K-S2』
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.
▼絵、つくりすぎだろ!
▼これもPENTAX
▼PENTAXの一眼レフで撮影した野良キリン(0:18〜)
▼雨でも大丈夫なことを証明するのは12:30〜から
▼アフガンの米軍が使っているのもPENTAX
GO羽鳥













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