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突然だが、皆さんが持つ納豆のイメージとは何だろうか? きっと多くの人が「粘る」とか「独特のニオイ」と答えるだろう。“だから苦手” という人もいると思うが、これこそ納豆のアイデンティティと言っても過言ではない。

……が、だがしかし!! 日本で開発された「ニオイも粘りもほとんどない納豆」が、海を渡りおフランスで大反響! ワインや洋食に合うと注目を集めているというのだ。あの納豆の粘りが完全に消えるなんて信じられない。真偽を確かめるべく、実験をしてみたぞ!

・粘らない納豆「豆乃香」

粘らない納豆と呼ばれるのは、茨城県と県内のいくつかのメーカーの連携により誕生した納豆ブランド「豆乃香(まめのか)」である。何でも粘り成分を約4分の1、かき混ぜたときの抵抗を約3分の2減少させたのだという。

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・かき混ぜてみよう! 一般的な納豆と比べてみた

そんな数字をサクッと言われてもなんだかピンと来ないなぁ。だって「納豆を混ぜるときの抵抗がどうの」を考える機会なんて1ミリもなかったもの。

だったら、実際に混ぜて確かめればいい。茨城県のアンテナショップ『茨城マルシェ』の納豆バーで実際に食べる機会があったので、かきまぜて、一般的な納豆との粘り具合の違いを確認してみたぞ。

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詳しくは動画「【検証動画】おフランスで注目を浴びた “粘らない納豆” が糸を引かないというのは本当か?  実際に試してみた」を確認していただきたいが、かき混ぜ1分勝負の結果は……一目瞭然!! 豆乃香は、これを納豆と呼んでいいのか困惑するくらい糸を引かないのだ!

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・ふわっとしてウマイ / むしろ納豆単体で食べたい!

あまりにも粘りが少ないので、お箸で食べるのは結構難しい。ガバっとスプーンですくって食べると、あっ、すごくフワっとしている! 粘りがない分、納豆の豆そのものの食感をダイレクトに感じることができる。

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お味は、セ・ボ~ン!(おいしい!)トレビア~ン!! よーく醸された深い納豆の味。でも、納豆の独特の香りはちょっと少ないかも!

これは、ご飯にかけて食べるというより、そのまま納豆単体でいただきたい。おつまみのように食べることができ、外国人がワインやチーズに合うというのも納得である。

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この「粘り」と「納豆臭さ」を愛している人には物足りないかもしれないが、それを捨てても納豆としてウケるとは、とんだニュータイプが出たものだなぁ。

豆乃香は、元々海外向けブランドとして開発された商品なのだが、いまは日本でも手に入るぞ! 茨城マルシェで各種200~300円で購入できるほか、ネット販売しているメーカーもある。気になる人は要チェックだ!!

参考リンク:豆乃香朝一番茨城マルシェ
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.


▼こちらが「豆乃香」
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▼煮豆みたいな見た目
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▼容器に全然糸が残らない! 洗い物もラクそう……
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▼納豆好きも、納豆が苦手な人も一度食べてみてほしいぞ!
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