発売時、売れすぎて一時販売中止となるなど、大きな話題を呼んだ日清の『トムヤムクンヌードル』。今では多くのコンビニなどで見かけるレギュラー商品となっており、しょう油・シーフード・カレー・チリトマトに次ぐ、定番カップヌードル5番手に食い込んだとみていいだろう。
そんな『トムヤムクンヌードル』の味をそのまま米で再現したのが、『日清カップヌードルリゾット トムヤムクン』である。実は筆者、発売直後にトムヤムクンリゾットを食べていたのだが、率直に言うと物足りなさを感じていた。だが、日清に限ってそんなことがあるのか……? 元祖カップヌードルの日清に限ってそんなことが……?
・トムヤムクンリゾットを食べてみたが……
『日清カップヌードルリゾット トムヤムクン』は、2015年6月22日に発売されたばかりの新商品である。日清が展開している「カップヌードルリゾット」の新メニューで、味は大ヒットを記録した『トムヤムクンヌードル』を踏襲(とうしゅう)しているというから、ウマくないわけがない。
大のタイ料理好きの筆者は、発売直後にトムヤムクンリゾットを食べたのだが、正直言って物足りなさを感じてしまった。味はウマい。もちろんウマい。だが単純にボリュームがなく上品で、『トムヤムクンヌードル』で感じた、タイ料理特有の荒々しい刺激を感じなかったのだ。
・日清に限って……
だが、日清パイセン(先輩)に限ってそんなことがあるだろうか? 正直「誰が食べるんだよ!」 とツッコミを入れたくなる味のカップヌードルを続々と世に送り出し、イタリア人の86%が激怒したという『カップヌードル パスタスタイル』のアンケート結果を、堂々と公表する日清パイセンが……!
「トムヤムクンリゾットにも隠しメッセージがあるに違いない!」と確信した筆者はもう一度、同商品を食べてみることにした。すると……。出来上がったリゾットの容器には、かなりの空きがある。ハッキリ言って、無駄すぎるスペースだ。さては……ここに……?
・奇跡のジャストサイズ
まさかとは思いつつ『トムヤムクンヌードル』を作りブチ込んでみると、これがジャストサイズ! ……マジか!! そういうことだったのかッ!! あの物足りなさも、無駄と思われたスペースも、全ては『トムヤムクンヌードル』を入れて食べるためだったに違いない!
味も「パーフェクト+完璧」、つまりパーペキである。ラーメンと米の相性の良さは説明するまでもなく、両商品ともトムヤムクンなので味が邪魔することは無い。ボリューミーな麺と米が交じり合うことで、タイ料理の荒々しさが再現され、それぞれ単品で食べるより遥かにウマい! 謎はすべて解けた……!!
……と、どこまでが日清パイセンの計算かはわからないが、『日清カップヌードルリゾット トムヤムクン』と『トムヤムクンヌードル』を混ぜて食べると爆ウマになることは間違いない。タイ料理好き、トムヤムクン好きな人は一度試してみてくれよな!
参考リンク:日清
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼こちらが新発売の『日清カップヌードルリゾット トムヤムクン』だ。
▼あの「トムヤムペースト」も付いてるぞ。
▼中身。水を注ぎ……
▼5分間レンチンするだけ。
▼味はウマい。ウマいが、正直物足りなさを感じてしまった……。
▼そこで、『トムヤムクンヌードル』も用意。
▼このスカスカの空きスペースに……
▼トムヤムクンヌードルを……
▼ぶち込む!
▼なんということでしょう! 奇跡のジャストサイズ!!
▼麺に絡む米! 最高!!
▼米に引っ張られる麺! 超ぜいたく!!
▼2つを同時に食べると爆ウマなことが判明したぞ! トムヤムクン好きは絶対に試すべし!!