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火事は恐い。多くの人や動物が犠牲になる。今回ご紹介する1匹のネコ・ラッセルも、2014年1月に火事で大やけどを負った。幸運なことにラッセルは一命を取り留めたものの、症状は重く、2015年5月現在も動物病院にて治療を受けている。

そんなラッセルは、自分も患者の身でありながら、他の “患者” たちのケアだって行う心優しいニャンコ。イヌや鹿に「大丈夫? 一緒に頑張ろうね」と寄り添う姿が、今人々の心を鷲掴みにしているのだ!

・2014年1月に火事で大やけどを負ったラッセル

2014年1月12日、米ノースカロライナ州で1軒の家で火事が起こった。それから4日後、その家で飼われていたオスのネコ・ラッセルが、大やけどを負った状態で発見された。全身のやけど、脱水症状、4日間飲まず食わずだったことから肝臓に余分な脂肪が蓄積される肝リピドーシスと瀕死状態にあったラッセル。救助にあたった医師は「もう助からないのでは」と思ったと話す。

しかし懸命な治療・看護に加え、世界中から寄せられた支援や寄付のおかげで、ラッセルは徐々に回復。当初は痛々しかったお顔も、ネコらしさを取り戻しつつある。2015年5月現在も、「Animal Emergency Hospital and Urgent Care」にてラッセルの治療は続いている。

・世界中の人がラッセルの回復過程に注目

そんなラッセルの回復過程が、病院の Facebook ページにて写真と共にアップデートされ続けているのだ。写真にはラッセルに届いた応援レター、スタッフとの生活、数々のコスプレ姿などが収められており、楽しみにしている人も多いという。

スタッフとの仲睦まじい姿やコスプレ姿など、ラッセルの写真には、見る者をニヘッと笑顔にさせる愛くるしさがあるのだ。

・他の動物に寄り添うラッセル

そしてこの度、またまたラッセルの写真が話題となっているのだ。それは……“お友だち” と一緒にうつっている写真だ。ラッセルがいるのは動物病院なので、怪我や病気の動物と接する機会も多い。そんな仲間たちに寄り添い、励ましているのがラッセルなのである。

イヌや子鹿など仲間の元を訪れては、体を舐めたり、ハグしたり、寄り添ったりするラッセル。その姿が公開されたところ、またまた “ラッセルニュース” が世界を駆け巡ったのだった。

・他の動物のことが好き!

そんなラッセルについて、病院のスタッフは以下のように話している。

「ラッセルのおかげで、苦痛やストレスと闘う動物たちがリラックス出来ているように思います。ラッセルは他の動物のことが大好きなので、自ら寄り添いに行くんですよ」

症状が重いことから、普通のおうちには戻れない可能性もあるラッセル。しかし、みんなラッセルのことが大好きで、病院を訪れた人々は誰もが彼に会いたがるのだとか。病院のスタッフも「病院のマスコットとして、ずっと面倒を見ます」と話しているそうだ。

参照元:FacebookThe Dodo、Life With Cats [1][2](英語)
執筆:小千谷サチ

▼数多くの応援レターに囲まれて

▼スタッフの肩の上でニャー

▼お兄さんスタッフとイチャイチャ

▼メガネ姿も素敵!

▼大丈夫?

▼くっついて眠ると安心する……zzz

▼何かと忙しくて、みんな疲れちゃった

▼保護された子鹿ちゃん。お母さんとはぐれたと思われる……

▼子鹿のダーラちゃんとラッセルは、テレビのニュースにも出演したんだよ!

▼もしかしてハグしてる?

▼空のチーズの容器をなめてたら取れなくなっちゃったんだって

▼スーパーマンのコスプレニャ!

▼イースターバニーのコスプレ

▼虹が出た日に