「Have a break, Have a KitKat」のキャッチコピーでお馴染みのチョコレート菓子、キットカット。日本ではさまざまな種類の商品が販売されており、その種類の豊富さは世界的に有名である。
そのキットカットがファストフード店のメニューになった! その名も「キットカット サンド」である。ファーストキッチンで2015年3月19日より販売しているので早速食べてみた。
・デザート素材としてのキットカット
これは従来のキットカットをサンドした訳ではなく、世界初となる「キットカット フォーカフェ」というまったく新しい商品を使用している。フォーカフェは、デザートの素材としての使いやすさを追求して開発されたものなのだとか。
・適度に馴染む。しかし……
実際にオーダーして食べてみたところ、たしかに従来の商品に比べて、柔らかい食感をしている。もし従来のキットカットをサンドしていたら、ふんわりとしたパンの食べ応えとマッチせず、チョコレートの固さだけが際立ったかもしれない。その点このフォーカフェは適度にパンと馴染んでいる。
・ウェハースが邪魔
とはいえ、味がマッチしているかと言われると少々微妙だ。ウェハースがちょっと邪魔な感じが否めない。チョコだけならパンと自然に馴染んだと思うところだが、ウェハースのザクザク感がパンと生クリームと若干ぶつかっているように感じられた。まるで付き合ったばかりの恋人同士が、お互いの距離感を測りかねてギクシャクしたような味である。
・さらなる新商品に期待
ファーストキッチンにしては、斬新なコラボメニューなのだが、ちょっと冒険しすぎた感じが否めない。これに懲りることなく、新たな商品を開発してくれることに期待したい。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24.
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