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以前の記事で、北海道・苫小牧の「ほっき貝資料館」についてお伝えした。この施設に代表されるように、苫小牧はホッキ貝の一大産地である。

そのホッキ貝にトコトンこだわった食堂をご紹介したいと思う。そのお店には、ありとあらゆるホッキ貝メニューが存在する。ホッキラーメン、ホッキチャーハン、ホッキフライにホッキハンバーグ。さらには、ホッキアイスクリームまであるではないか! なかでももっとも定評があるのはホッキカレーとのことで、早速食べてみたぞ!

・卸売り市場内「マルトマ食堂」

そのお店「マルトマ食堂」は、苫小牧の卸売り市場内にある。苫小牧駅から歩くと20~30分はかかるだろうか。土地勘のない私(佐藤)は、そうとは知らずにわざわざ歩いて行ってしまった。タクシーかバスの利用をおすすめする。

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・市場関係者優先

卸売り市場にあるため、当然市場関係者もお店を利用するわけだが、店前には次のように書かれた立て看板があった。「市場関係者の方を最優先させて頂きます 何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。」

なるほど、早朝の混み合う時間は関係者優先。幸い、私が訪れた10時頃は朝の忙しさがひと段落した後のようで、ほかに客がいなかった。

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・豊富すぎるホッキ貝メニュー

店内には、所狭しと有名人のサイン色紙が飾られている。壁はもちろんのこと天井にもビッシリ。さすが苫小牧でも屈指の有名店である。ここのウリは、何と言ってもホッキ貝を使った料理の数々だ。

・マルトマ食堂の豊富なホッキメニュー

ホッキ丼、ホッキめし、ホッキカレー、ホッキチャーハン、ホッキ汁、ホッキ玉子丼、ホッキ天丼、ホッキラーメン、ホッキピザ、ホッキのお刺身、ホッキシュウマイ、ホッキ豆腐、ホッキバター焼き定食、ホッキ塩ふり焼き定食、ホッキフライ定食、ホッキ野菜炒め定食、ホッキちゃんちゃん焼き定食、ホッキハンバーグ定食、ホッキアイス

・他のお店でもラーメン・チャーハンは定番

ホッキ貝だけで、これだけの料理を提供するお店もそうそうあるものではない。実はここだけではなく、卸売り市場に近い他のお店でも、ホッキラーメン・ホッキチャーハンは定番なのだが、さすがにマルトマ食堂の品揃えにはかなわないようだ。

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・肉厚なホッキ貝

このなかで高い人気を誇るのはホッキカレー。ということで、食べてみることにした。苫小牧のホッキ貝は大変肉厚で、しっかりとした歯ごたえをしている。カレーと一緒に刺身を注文し食べてみたのだが、刺身だけで多少おなかが満たされそうなほどの食べ応えだった。

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・漁師の胃袋を満たす

さてカレーはというと、比較的甘めで親しみあふれる家庭的な味わい。これに、短冊切りにされたホッキ貝がゴロゴロと入っている。こちらも新鮮なものを使用しているためか、しっかりとした食感で、普通盛りでもかなりのボリュームである。このカレーが海を駆ける漁師さんの胃袋を満たしているのだと、妙に納得した。

・ホッキアイスだと!?

ちなみに、興味本位でホッキアイスクリームを注文してみた。貝をアイスにするとは、かなり無謀なのではないか? と思ったが、食べてみると全然生臭くなく、むしろホッキ貝の味をそれほど感じなかった。一般的なバニラアイスに、ほのかに貝の出汁がきいているといった感じだろうか。思った以上に普通でちょっとガッカリ……。

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それにしても、ホッキ丼とホッキめしの違いはなんだろうか? 次回訪問したときに確かめてみたいと思った。とにかくホッキメニュー充実の食堂である。

・今回訪問した店舗の情報

店名 マルトマ食堂
住所 北海道苫小牧市汐見町1-1-13 卸売り市場内
営業時間 5:00~14:00
定休日 日・祝日

Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼苫小牧卸売り市場内にあるマルトマ食堂
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▼混雑時は市場関係者優先
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▼店内には、所狭しと有名人のサイン色紙が飾られている
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▼とても肉厚なホッキ貝の刺身
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▼人気のホッキカレー
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▼もっともナゾめいたメニュー(?)、ホッキアイス
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▼生臭さは全然なかった
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