2015年はひつじ年! メェ~メェ~♪ 独特の風味があるので好き嫌いが分かれる羊肉であるが、脂肪を燃やしてくれる「カルニチン」が牛や豚に比べて3倍~10倍も多く含まれると言われるヘルシー肉だ。何より、好きな人にとっては純粋にウメェ~ウメェ~♪
私(筆者)は羊肉が大好きなのだが、北海道のジンギスカン屋「だるま」こそが世界で一番ウマい羊肉だと確信している。だがしかし……! それと肩を並べるほどウマい羊肉と出会ってしまった!! それが東京は池袋にある中華料理店、聚福楼(じゅふくろう)だッ!!
・客のほとんどが中国の人
聚福楼はJR池袋駅西口を出て、徒歩5分ほどのところにある。ネオンきらめく「ロマンス通り」を入って左手にあるビルの4階が聚福楼だ。店に入ると……日本語が聞こえねぇ! 多くのお客さんは中国の人らしく、「え、ここ日本?」と思うほどディープなお店である。
一般的な中華料理のメニューも豊富だが、同店の名物は何といっても羊肉。焼肉屋のように網とロースターが各テーブルにセットされており、ほとんどのお客さんは羊肉を目当てにこのお店を訪れているようだ。
・ハンパないボリュームの羊肉
その羊肉も、1人前ずつチマチマとは出てこない……! 背中(3800円・約1キロ)、前足(4600円・背中以上)、後ろ足(5800円・前足以上)が、ドドンッ!! と目の前の網で焼かれるのだ。今回は3名だったので一番小さい背中を注文したが、それでもハンパない迫力! 圧倒的ライブ感である。
臨場感があるのはいいとして、羊肉には人一倍うるさいと自負する私。これまで数々の羊肉を食べてきたし、特に北海道のジンギスカン屋「だるま」を知っている以上、そう簡単にはウマいとは言えない……! さー、どうなんだ聚福楼の羊さん!! まずは塩コショウされただけの肉を一口食べてみると……!
・衝撃度MAX!
グハッ! ウンメェェェェェェエエエエエエーーーーーッ!!!!! こ、これは! 初めてだるまでジンギスカンを食べたときの衝撃そのもの!! 羊の風味はあるが臭みはなく、柔らかジューシーで旨味が口の中に広がりまくるッ!! ヤバい、近場にこんなにウマい羊があったなんて!
唐辛子ベースの香辛料につけて食べるとまたウマい。唐辛子・塩・味の素・ゴマ・クミンなどをブレンドした香辛料は、羊の旨味を引き立てまくり! 見た目は赤いが辛さは強くなく、どんな肉につけて食べてもウマくなりそうな魅惑のスパイスである。
・一品料理もウマい
羊肉があまりにもウマすぎて忘れてしまいそうだが、一品料理系も間違いないウマさ。特に「豆腐麺の辛味和え」や、タイ料理っぽい味付けの「ラオフーサイ」はサッパリとしているから、羊肉の箸休めにはピッタリだ。また、薄く焼かれた「葱餅」もメチャウマだったぞ。
圧倒的に世界一だと思っていた、だるまに肩を並べるほどウマかった聚福楼。食事中、何組ものお客さんが満席で帰っていたから、予約は必須だ。また、ボリュームがハンパないので最低でも3人以上で訪れることをオススメする。マジ、ウンメェ~♪ ッぞ!!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名:聚福楼 (じゅふくろう)
住所:東京都豊島区西池袋1-37-16 大雄ビル 4F
時間:11:30~24:00
休日:なし
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼肉ーーーーーーーーーー! 羊肉ーーーーーーーーーーー!!
▼この迫力! 写真は後ろ足だ!!
▼クミンシードがいい仕事をしていた。パクチーが好きな人は高確率で気に入るハズ。
▼タイ料理っぽい味付けだった「ラオフーサイ」は箸休めにピッタリ。
▼ハチノスの辛味和えは、隣の中国の人が勧めてくれたので食べてみた! ウマい!!
▼白菜の漬物と春雨の炒め物。酸味がイイ!
▼葱餅もメチャウマ!
▼羊肉が好きなら絶対に行くべき! 嫌いでも食べてほしい!! 臭みは全然ないぞッ!!