2年連続で「魅力のない県1位」に輝いたことで知られる茨城。ワースト1を脱却すべく、現在、県が展開している「なめんなよ(はぁと)茨城」というキャッチコピーに、戦慄した県民もいるとかいないのだとか。
そんな茨城県が東京・銀座に出店している物産館「茨城マルシェ」で、斬新な料理を提供し始めたらしい。その名も「ほしいもとんかつ」。なんと、豚肉に、“ ほしいも” を挟んでサクっと揚げた料理だという。マジかよ! 気になったので、実際に食べに行ってみた!!
・期間限定メニュー「ほしいもとんかつ」
この「ほしいもとんかつ(税込1490円)」は、2014年12月1日~期間限定メニューとして提供が開始されたそうだ。「ほしいもとんかつ」に、ご飯と味噌汁、付け合せのキャベツがついたボリュームたっぷりの定食である。何でも県の名産品 “ほしいも” の新物が出たタイミングでの新メニューらしい。
だからと言って、甘~いオヤツである “ほしいも” をトンカツにしちゃうなんて! 正直、以前提供されていたハチミツ納豆に続いて、「また荒ぶってらっしゃる……」と思ったのだが、物産館と言えば県外における「県の顔」だ。もしかしたら、とんでもなく激ウマなのかもしれない。食べてみることにした。
・やたらと主張する “ほしいも”
そして、ついに「ほしいもとんかつ」とご対面だ! 網の上で、ひと口サイズにキレイにカットされている「ほしいもとんかつ」。その断面では、 “ほしいも” が「……来ちゃった(テヘ)」みたいな感じで、異常に主張しているではないか。豚肉よりも分厚いくらいだ。
・で、ウマいのか、マズいのか!?
そんな「ほしいもとんかつ」を、塩をつけて、パクっと食べてみると……あっ、意外とイケる!! 茨城産のローズポークの肉汁を “ほしいも” がシッカリと受け止めて逃さない。ビジュアル的には “ほしいも” の主張がハンパなかったのに、チーズのコク、いもの甘さ、肉のジューシィさがいい具合に調和しているのだ。
考えてみれば “ほしいも” を使った料理こそ少ないものの、サツマイモは煮物や天ぷら、味噌汁など、何かと和食に登場する食材だ。そう考えると、そこまで無茶な組み合わせでもないのかも!
そのままか塩でもイケるが、甘さに飽きてきたら、ソースをかけると、また風味が変わっていい。チーズの香りが際立ち、よりおかず感がアップ。ご飯がススムくんになっちゃうぞ。
・ゴマドレッシングがウマすぎて泣いた
個人的には「ほしいもとんかつ」はアリだと感じた。“ほしいも” をおかずにしちゃうなんて斬新な試みができるのは、茨城マルシェならではだろう。なお、「ほしいもとんかつ」の提供はランチタイムの11時~17時まで。1日限定20食なので注文の前に確認した方が良さそうである。
余談であるが、茨城マルシェ内で使われているサラダ用のゴマドレッシングは、刻みゴマたっぷりで香ばしく、非常に美味。泣くほど美味。茨城マルシェに行く人は、こちらもあわせてチェックなのだ!
・今回紹介した店舗の情報
店名:茨城マルシェ
住所:東京都中央区銀座1-2-1
営業時間:ランチタイム11:00~17:00 / ディナータイム17:00~23:00
定休日:無休
Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
▼こちらが銀座の「茨城マルシェ」、2014年9月にリニューアルしたらしい
▼12月1日~期間限定で提供が始まった「ほしいもとんかつ」だ!
▼実物は写真と同じボリューム!!
▼“ほしいも” やで
▼何なら、“ほしいも” の方が、肉の層より厚いのですが……
▼真ん中の黄色いのはチーズだ。肉 → ほしいも → チーズ → ほしいも → 肉、という構造
▼これが意外と合う! 芋がシッカリと肉汁を受け止めているぞ!! 異なる甘さがなぜかマッチしている
▼塩に飽きたらソースで。ソースは店員さんに言えば出してもらえる
▼ソースをかけるとチーズのコクが際立って、ご飯がススムくんだ
▼余談だが、つけあわせのドレッシングがすげーうまい
▼聞いてみたところ、レストラン隣の物販コーナーで410円(税込)で購入できるとのこと!
▼「ほしいもとんかつ」は17時まで! さらに14時まではサラダバーがつく
▼余談パート2だが、12月25日まで店内で「ほしいもクリスマスツリー」が飾られているそうだ(Photo:茨城マルシェ)
▼納豆バージョンもある。何だかよくわからないが、とにかく「おめでたいもの感」はビシビシ伝わってきた(Photo:茨城マルシェ)