1997年6月3日、ひとりのサッカー選手のシュートが物理学者の研究対象になった。シュートを放った彼の名前はロベルト・カルロス。通称「ロベカル」。今でもなお「史上最高の左サイドバック」と呼ばれるレジェンドだ。
強烈なフリーキックを蹴る選手だったことはあまりに有名だが、他にどんなプレーをしていたのかを知らない人は時代の流れと共に増えてきていることだろう。ということで今回は、彼がどれくらいヤバい選手だったのかを動画「Roberto Carlos ● Best Goals Ever」と合わせて振り返りたい。
・第一線で活躍し続けたロベカル
現在41歳となったロベルト・カルロスが引退したのは2012年のこと。インテル・ミラノやレアル・マドリードといったビッグクラブで活躍した彼は、ブラジル代表としても長きに渡って左サイドバックを務めた。
・フリーキック
そんな彼を語る上で欠かせないのはもちろんフリーキック。168センチと小柄ながら丸太のような足から繰り出されるシュートは相手を震え上がらせたものだ。また、独特の長い助走が特徴でもあった。
・弾丸ミドルシュート
そして動画にはフリーキックだけではなく、攻め上がった彼の放つミドルシュートも収録されている。どこまでも伸びていきそうな弾道の豪快なシュート、アウトサイドにとんでもない曲がり方をするシュートなど見どころタップリとなっているぞ!
・左サイドバックの概念を変えた
そんなミドルシュートと果敢な攻め上がりは、本来守備的なポジションであった「サイドバック」の固定概念を変えた。現代サッカーで積極的にサイドバックが攻撃参加するのも、彼がいたからこそといっても過言ではないだろう。
・現在のロベカル
ちなみに現役引退後のロベカルは、ロシアのアンジ・マハチカラでディレクター職に就いていたが、2013年6月からトルコのシヴァススポルの監督に2年契約で就任。第二のサッカー人生を歩んでいる。
▼角度のないところからのミドルシュートは必見!(3:30〜)
https://www.youtube.com/watch?v=8Kg9WV3tMTM