
2014年10月9日、群馬県高崎市のもてなし広場にて、2014年最高のパスタを一般参加者の投票で決める大会「キング・オブ・パスタ2014」が開催された。
群馬県高崎市は独自のパスタ文化を持つ市として知られ、「パスタの街」としても有名だ。そのなかでナンバーワンを獲得したのなら、群馬県最高のパスタと言っても過言ではない。
・高崎パスタとは?
高崎パスタは例外はあるもののどちらかというと本格派のイタリアンというよりも “喫茶店や洋食店のパスタの進化系” といった面があると思う。
その他の特徴はとにかく大盛りで、大人から子供まで非常に親しみやすい味付けのものが多い。そのため高崎パスタを出す店は、市民に非常に愛されているお店が多いのだ。
そんなパスタにうるさい高崎市民が決めるキングオブパスタはいったいどれほどまでに美味しいのか? 記者(私)も実際にイベントへ参加し、全種類を食べ比べて投票することにした。
・激ウマだと思った3店舗
会場ではパスタを水炊き風に仕上げた「スラッシュカフェ」の『群馬県産鶏と茸の濃厚MIZUTAKI風』や、カルツォーネのような見た目の「リュスティーク」が出す『ボローニャ風パンツェロッティ』など、本格派からオリジナルまでさまざまなパスタが登場。
どれも美味しいのだが、そのなかでもダントツで「コレはうめぇ! 東京でも出してほしいぐらい激ウマ!」と思ったのは以下の3店舗だ。
・高崎パスタのパイオニア「シャンゴ」
まずは高崎パスタのパイオニア「シャンゴ」が群馬県産小麦粉と米粉をパスタに使用した『もちもちパスタのきのこクラムチャウダー仕立て』。濃厚なクラムチャウダーに麺が入っているのに伸びずにモチモチ! アクセントのフライドガーリックとバジルソースも香ばしく、絶妙なバランス。
食べれば食べるほど食欲が増し、ぜひ高崎パスタらしい大盛りで頂きたい。これから寒くなるにつれアツアツのスープも欲しくなる季節になるため、冬にも最高の一品だ。老舗の風格を感じる美味しさであった。
・老舗「ボンジョルノ」も負けていない
次はこちらもシャンゴに負けない老舗「ボンジョルノ」の『高崎産ハーブ豚のカッチャジョーネ2014版』。ボンジョルノは2009年にカッチャジョーネで優勝しており、今回はそのリニューアル版で勝負していた。
カッチャジョーネはミートソースとデミグラスソースの合いの子のようなトマトソースで、シャンゴの「シャンゴ風ミートソース」をどことなくほうふつとさせる甘い香りが特徴。
“高崎パスタらしさ” を前面に出しつつ、大盛りにしてもペロリと食べられそうなバランス良い料理に仕上げていた。とくにミートソーススパゲッティが大好きな若者にはたまらない逸品だろう。
・2013年に優勝した「バンビーナ」
最後は2013年に優勝した「バンビーナ」の、『フェリチタ ~オリジナルボロネーゼ~」。麺に定番の塩麹を使っているというが「塩麹なんてパスタに合うわけねぇだろ!」と思っていたのだが、良い意味で裏切られた。
塩麹がパスタの旨味を最大限に引き出しているので、力強いミートソースとスープに負けずきちんと自己主張をしているのだ。そのためスープ&パスタ&ソースの三位一体が、少ない分量でもきちんと感じられる絶妙なものになっていた。
また、それに添えられた銘柄鶏のから揚げはパスタの柔らかい食感でやや飽きていた口に、カリッとした心地よい刺激を与えてくれた。味だけでなく食感にも配慮するとは……。さすが老舗に打ち勝った優勝者である。
・優勝者は人気店の「カーロ」
だが、2014年の優勝はこの3つではなく、高崎の人気店「カーロ」の『群馬氷室豚のレモンクリームのカルボナーラ モチモチの生パスタで』であった。
カーロのパスタももちろん頂いたのだが、記者が思っていた高崎パスタとはやや異なる感じであったため、個人的には意外な結果だと感じた。
もしかすると高崎パスタ文化も、年が経つにつれ嗜好が変わってきているのかもしれない。現在キング・オブ・パスタ2014で登場したパスタ料理は各店舗でメニュー化されているとのことなので、参加できなかった人もお店に行って食べ比べてほしい。
特に「シャンゴ」、「ボンジョルノ」、「バンビーナ」は、県外からでも行く価値アリ。その他のお店も魅力的なところばかりなので、ぜひ高崎のパスタ文化を味わいに旅行してみるといいぞ!
参考リンク:キング・オブ・パスタ2014
Report:なかの
Photo:Rocketnews24.
なかの

















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