日本では、女性が日常的にダイヤの婚約指輪をはめることは少ないが、海外ではどんなにダイヤのサイズが大きくて邪魔になろうと、毎日身に着けるのが一般的だ。
そういった経緯もあり、「ドリンクにダイヤの指輪が落ちて、客のノドにつっかえたら大変!」と、安全面を考慮した米スタバが、従業員に「ダイヤの婚約指輪着用」を禁止。その結果、男女差別だとネット上で論争に発展し、物議を醸しているのだ。
・米スタバが「ダイヤの婚約指輪着用」を禁止に!!
どの職場でも相応の服装規定はあるものだが、今回米スタバが決定した “ダイヤの婚約指輪着用禁止” に、大きな波紋が広がっている。
会社側からしてみれば、第一に「ドリンクの中に指輪が落ちて、客のノドにつっかえたり飲み込んでしまったら大問題」という食品安全面への考慮、第二に「訴訟に発展するのを防ぎたい」との意図もあるだろう。
・結婚指輪はOK
そしてダイヤや石が付いた指輪のほか、時計やブレスレットといった食品の中へ落ちる可能性があるジュエリーも禁止となっている。結婚指輪やピアス、シンプルなネックレスを服の下に着けるのはOKだが、基本的にジュエリー類を身に着けないことを奨励している。
・「男女差別だ!」とネット上で論争に発展
結婚指輪や時計は男性も着けているが、基本的にダイヤの婚約指輪をはめているのは女性だけである。そこで、“女性従業員をターゲットにしている!” との見方が強まり、ネット上で論争に発展しているのだ。以下にユーザーの声をいくつか取り上げてみた。
「婚約指輪の着用禁止ってマジ!? 二度とスタバには行かない!」
「新しい服装規定が撤回されるまでスタバを拒否するわ!」
「僕も婚約者と一緒にスタバをボイコットするよ」
「婚約指輪を毎日取り外して仕事に行って、なくしたらどうすのよ!!」
「従業員に婚約指輪の着用を禁止するなんて信じられないわ」
と、非難ゴーゴーなコメントが押し寄せている。
・婚約指輪が指から抜け落ちることなんてあるの!?
さて、“婚約指輪が指から抜け落ちることなんてあるの!?” と思っている人がいるかもしれないが、これが起こるのである! 私事になるが筆者がアメリカに滞在中、友人宅に家族から感謝祭用の詰め合わせバスケットが送られて来たことがあった。包みを開けて中身を取り出していくと、なんとバスケットの底から、2カラットはあろうかというダイヤの婚約指輪が出てきたのである!!
すぐに母親に事情を説明した友人は、バスケットを送ってきた店と連絡を取った。すると女性従業員が婚約指輪をなくしていたことが明らかになり、早急に指輪を送り返したことがあったのだ。
なので確率的に、“婚約指輪がコーヒーの中に落ちる” 可能性は十分あるので、筆者は米スタバの方針に絶対反対とは言いがたい。読者の皆さんは、どうお思いになるだろうか!?