日本一に福岡ソフトバンクホークスが輝き、長いようで短い日程が終了した2014年のプロ野球シーズン。退任を発表していた秋山監督が有終の美を飾り、日本一を手にした選手たちの姿は実に華々しかった。
しかし、プロ野球の世界は華々しくも厳しいもので、一軍で活躍できる選手はほんの一握りだ。それだけに若手選手はひとつひとつのプレーに全身全霊を込めるのだが、横浜DeNAベイスターズが公開した動画で若手選手の感動的なプロ初打席が確認できるのでご紹介したい。
・期待の若手である乙坂選手
動画に登場するのは、横浜DeNAベイスターズの乙坂智(おとさか とも)外野手。野球の名門・横浜高校で主将を務めていたため、野球ファンであれば知っている人も多いのではないだろうか。
・一軍初打席
その彼が2014年5月31日の千葉ロッテ戦で一軍初打席に立った。憧れであり、夢の第一歩でもある一軍の舞台に立つ乙坂選手は、ベンチ裏で一息吐いて精神統一。ベンチから出ていくところからはノーカットで緊張感を味わうことができる。
・初打席初ホームラン
そして打席に入り、ファンの声援に背中を押されて迎えた4球目……乙坂選手がバットを振り抜くと、打球はスタンドへ一直線。まさかの一軍初打席で初ホームランを乙坂選手は打ってみせたのであった。
ベンチに迎え入れられ、「ヤッター!」と喜ぶ姿は20歳のあどけなさも垣間見えるが、結果を残さなければいけない厳しい世界で戦う選手たちは「今を生きている」ということが伝わってくる。貴重な舞台裏を見ることができるこの動画。プロ野球ファンでなくても必見だ!