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以前ロケットニュース24では、京都の老舗ラーメン店『新福菜館本店』について取り上げた。JR京都駅からほど近く、ランチの時間帯には、ほぼ行列が出来ている有名ラーメン店であった。

今回はその『新福菜館本店』に隣接し、人気を二分する老舗ラーメン店『本家 第一旭 たかばし本店』に行ってきたので紹介したい。

・行列覚悟

以前掲載した『新福菜館本店』と同様、『本家 第一旭 たかばし本店』も、「大体いつも行列が出来ている」と言われる人気店。ランチの時間帯にでも行こうものなら、並ぶ覚悟は必須である。

ちなみに私(記者)は、13時過ぎに同店へ伺ったのだが、その時の行列は隣の『新福菜館本店』より長く、ラーメンにありつくまでに大体30分ほど待たなければならなかった。

・一見どこにでもありそうなラーメンだが……

隣の『新福菜館本店』が、黒っぽいスープのラーメンを出すのに対して、『本家 第一旭 たかばし本店』のスープは、醤油ベースのオーソドックスな色。そして麺は中細のストレート。スープの色といい、麺といい、いかにも「昔風中華そば」といった感じである。

裏を返せば、「どこにでもあるラーメン」と見えなくもないのだが……このラーメンが多くの京都人を魅了し、「並んででも食べたい!」というファンを多数産み出しているのだ。

・深みのあるあっさり風味

運ばれてきたスープを口に運ぶと……澄んだスープの色から予想はしていたが、想像以上にあっさりした風味! 同時に深みを感じさせる。オーソドックスながらも、繊細で優しい味なのだ。

まるで、「特に目立つ訳ではないが、スマートかつ丁寧な対応で、結果的に誰よりもモテる人」みたいなラーメンである。これは、多くの人が病みつきになるのも納得だ。

・餃子も忘れずに

また『第一旭 本店』に行った際には、一緒に「餃子」も頼みたいところ。こちらの餃子はパリパリで、脇役と呼ぶにはもったいないほどの完成度。『新福菜館本店』の「やきめし」同様に、見逃せないメニューである。

・あっさり系が好きならこちらへ!

先述のように、『本家 第一旭 たかばし本店』の隣には、『新福菜館本店』があるわけだが、人気の高い2軒のラーメン店が軒を連ねていると、特に観光で来た人は「どちらに入るべき?」と悩むかもしれない。そんな時は、あっさり系のラーメンが好きなら『本家 第一旭 たかばし本店』へ、濃い目が好きな人は『新福菜館本店』へ行けば間違いない。

・餃子かチャーハンかで店を選ぶのもアリ

また、「ラーメン」で選ぶのではなく、餃子がチャーハンで選ぶのも一つの手。つまり、チャーハンを一緒に食べたければ『新福菜館本店』を、餃子を一緒に食べたければ『第一旭 本店』を選ぶようにするのだ。そうすれば、より満足度が高くなるはず。どちらにせよ、ラーメンは両店とも文句ナシにウマいぞ!

・今回ご紹介した飲食店の詳細データ

店名 本家 第一旭 たかばし本店
住所 京都府京都市下京区東塩小路向畑町845
時間 5:00~翌2:00
休日 木曜日

Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼こちらが特製ラーメン、価格は850円
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▼真ん中には九条ネギがドーン!
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▼醤油味の澄んだスープ
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▼そのスープと相性バッチリの麺
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▼チャーシュー
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▼餃子は一人前250円
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▼皮はパリッパリッ!
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▼左側が『本家 第一旭 たかばし本店』で、右側が『新福菜館本店』。どちらも行列を覚悟して行こう
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