いよいよ秋の行楽シーズン到来です。ぼちぼち、紅葉狩りの話題が出る頃ですね。意中の男性と紅葉狩りデートへ赴くことを想定して、シミュレーションしていきましょう。
・「狩り」の意味について
「私ぃ、紅葉狩りって紅葉を摘むことだと思っていたわ、テヘペロ」と、天然キャラを装うのはせいぜい20代までが限界です。三十路にもなって、そのボケは痛々しいので絶対に控えましょう。
念のため書きますが、キノコ狩りやブドウ狩りと違って、紅葉狩りは、実際に紅葉を「狩る」わけではなく、紅葉を「目で楽しむ」行楽です。二十歳そこそこのあどけないお嬢さんが、「ふえぇ、紅葉さんを狩るなんて可哀想だおぉ」とブリッコするのは、「こいつぅ、なんにも知らないんだな。俺が手とり足とり教えてやるぜ」と男心をくすぐる効果も期待できますが、それを三十路世代がやってしまうと、単にものを知らない阿呆女になってしまうので。
・俳句を詠むべし
お馬鹿さんを装うよりも、むしろ気の利いた俳句でも詠んだ方が、大人の女性としてよっぽど魅力的です。まずは、「俳句詠もうよ! まずは○○君の俳句が聞きたいなぁ」と、男性を促しましょう。相手のセンスや知性をチェックすることができます。また、紅葉狩りデートで俳句を提案する女性は滅多にいないでしょうから、新鮮さも演出できて一石二鳥です。
なお、俳句を上手に詠む必要はありません。「俳句を詠む」という行為を提案することに意義があるので、中身は大して重要ではないのです。「綺麗だな 紅葉がとっても 真っ赤だよ」など素朴な方が、「見たまんまじゃねーかよ!」と男性側もツッコミやすいでしょう。
・まんじゅうを食べたがるべし
紅葉といったら、なんといっても「もみじ饅頭」です。日本人なら誰もが知っている、厳島(広島県)の銘菓ですね。「そういえば、もみじ饅頭食べたいなぁ」と、しれっと呟きましょう。そこから、「せっかくだから、本場の厳島まで買いに行こうよ!」と、旅行のおねだりに繋げられます。
美しい紅葉が、皆さんの色恋を後押ししてくれること間違いなし! あたたかくしてお出かけくださいませ。