“寝た虎を起こす” という表現がピッタリな事件が起こった! 史上最年少でボクシング世界ヘビー級チャンピオンとなったマイク・タイソンが、テレビの生放送に出演した際、キャスターがトンでもない話題を持ち出してしまったのだ。以前、婦女暴行事件を起こして服役したことがあるタイソンを、“婦女暴行犯” 呼ばわりし、彼の逆鱗に触れてしまったのである!!
・イベント開催のためカナダを訪問していたタイソン
2014年9月10日、ワンマンショー『Mike Tyson: Undisputed Truth』を開催するべく、カナダのトロントを訪れていたマイク・タイソン。宣伝を兼ねて地元のトーク番組に出演した彼は、番組収録前にトロント市長のロブ・フォード氏と面会していた。
フォード市長は、かなり問題が多いことで有名で、昨年は薬物使用を認めて物議を醸していた人物。そんな彼について、タイソンに質問を投げかけたキャスターが、思わず失言してしまったのである!
それでは、キャスターとタイソンのインタビューを会話式で再現してみよう。
キャスター1:「あなたが、有罪判決を受けた婦女暴行犯だという事実が、市長選にダメージを与えかねないとの声もありますが、その意見をどう思われますか?」
タイソン:「そんなことを言うのはアンタだけだろ!? コメントする必要はねえ。えらくネガティブだな。市長にはもう会ったんだから、しょうがねえだろ!?」
キャスター2:(タイソンのご機嫌を取ろうとするが……)
タイソン:「お前はクソ野郎だな! ファック・ユー!! ホントにお前はクソだ!!」
キャスター1:「生放送中ですよ」
タイソン:「知ったこっちゃねえ! どうしろってんだ!?」
ちなみに “ファック” は、英語の放送禁止用語でか~なり汚い言葉なのだが、俗にいう “Fワード” を駆使して、暴言を吐きまくったのである!!
・話題を変えようと試みるが……
そこでキャスターが、“今夜のワンマンショーに緊張していますか?” と話題を変えようと試みるが、タイソンの罵りは止まらない。
「お前と婦女暴行の前科について話すほうがナーバスになるぜ。ホントにお前はクソだ! ファック・ユー!!」
完全に機嫌を損ねてしまったタイソンとの会話は収拾がつかず、キャスターは慌ててインタビューを切り上げる始末だった。
・ネットユーザーの反応は!?
このインタビューはネットでかなりの話題になっていて、ユーザーから様々なコメントが寄せられているので、いくつか紹介しよう。
「ノックアウトされなかっただけマシ!」
「カナダは、まだタイソンを受け入れる準備ができていないな」
「生放送でここまでやるとは、さすがだ!!」
「やっぱマイク・タイソンはヤバいな」
「婦女暴行に人の耳を噛み切ったり、自制心がないのは前から分かってるだろ?」
タイソンのキレ具合の割には、キャスターが2人とも、かなり冷静に対応しているのが見事だと思ってしまった。タイソンを怒らせたキャスターは、後に「マイク・タイソンに不快感は抱いていません。私に暴言を吐きましたが大丈夫です。個人的には気にしていません」と、コメントをツイートしている。
参照元:YouTube、E!Online(英語)
執筆:Nekolas
▼マイク・タイソンが放送禁止用語で罵りまくるインタビュー動画はこちら
▼キャスターの「マイク・タイソンに不快感は抱いていません。私に暴言を吐きましたが大丈夫です。個人的には気にしていません」というツイート
https://twitter.com/nathandowner1/status/509765813864124416