逃亡中の犯人の逮捕の決め手となるのが、目撃者の証言を元にして描かれた犯人の「似顔絵」。この似顔絵が、どういうことか “人間離れした仕上がり” になってしまったケースは以前にも紹介している。
今回紹介するのは、2002年頃に米国で起きた連続殺人犯の似顔絵。なぜ今、改めて紹介するのかと言うと……その似顔絵があまりにもおぞましいからである! そのおぞましさは、『犬神家の一族』に登場する「スケキヨ」に匹敵するくらい不気味であり、凄まじい狂気を感じるのだ!!
・「デカ目機能」を使ったような目
問題の似顔絵の1番の特徴は、「不自然に大きく見開かれているが、焦点の合っていない目」である。まるで、最近のプリクラの “デカ目機能” を使って撮ったかのようだ。さらに、デカ目の上には女性的な細く整った眉毛があり、それらと「男らしい大きなと鼻と口」というパーツが合わさることで、見る人が確実に精神的ダメージを受ける恐怖の似顔絵となっているのだ!
・凶悪な連続強姦殺人犯
似顔絵の男は、ルイジアナ州で最低でも7人の女性を強姦して殺したと言われている凶悪犯で黒人男性のデリック・トッド・リー。彼は様々な手口で犯行を行うことで警察の捜査網をくぐりぬけ、そのためか事件当初、警察は犯人像を「白人の男」と割り出していた。
そういった警察の思い込みが影響しているかどうか真相はわからないが、確かに似顔絵の男は白人か黒人かハッキリしない仕上がりだ。これが結果的に不気味さを増幅させているのかもしれない。
・逮捕の決め手はDNA鑑定
犯人は2004年に逮捕されたが、逮捕後に公開された素顔には似顔絵の特徴的な目元はどこにもなく、思わず拍子抜けしてしまうような普通な顔であった。どうやら今回の逮捕の決め手となったのはDNA鑑定であり、似顔絵がどれくらい役に立ったかは定かではない。
▼どこかスケキヨ風な警察が発表した似顔絵。以下、閲覧注意である!
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▼実際の素顔。死刑判決を受け服役中とのことである。