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オカンからのメール……それは色々な意味で唯一無二のものだ。そのイメージは人それぞれだろうが、記者(私)が個人的な体験を通して感じている特徴としては、 “無駄に高いテンション” “意味不明な報告” “桁違いの天然っぷり” などなど。恐らく、「似たような印象を持っている」という人は少なくないだろう。

そんなオカンのメールにまつわる事件が、今海外で話題になっているので紹介したい。内容を簡単に言うと、車(バン)を盗まれたシングルマザーの女性が車泥棒にメールを送ったところ……なんと車が返ってきたのである! 奇跡的な展開は以下の通りだ。

・5人の子供を育てるシングルマザー

その女性とは、アメリカで5人の子供を育てるシングルマザーのミーガンさんだ。彼女はミズーリ州のスーパーマーケットの駐車場で、バンを何者かに盗まれた。なおその車は、彼女が仕事で使っているもの。5人の子供を養うためには欠かせないものだったのである。

「車の中に携帯電話がある!」

車を盗まれた事実を知った彼女は、当然ながら彼女は激高! だが同時に、車内に携帯電話を置きっぱなしにしてきたことを思い出したという。「自分の携帯にメールを送れば犯人にメッセージを伝えられる!」ミーガンさんはそう考えたのだ。そこで彼女は、怒りをぶちまけるメールを送りつけた。

「ちょっと! あんたが盗んだバン、それは5人の子供を持つシングルマザーの仕事用の車なの! あなたは私たちの生活をメチャクチャにしているのよ!」

・3時間に及ぶメール攻撃

ここからはじまったミーガンさんのメール攻防戦は3時間にも及んだ。その間、「バンはボロボロなのよ」と伝えたりもしたのだとか。やがて、彼女は最後のメールを送りつけることに。その内容は、彼女が最初に送ったものとは明らかにトーンが異なっている。

「車泥棒さん! そのバンを返してくれないかしら。」

・“お願いメール”が「吉」と出る

怒りをストレートに表明するのではなく、車を返してくれるよう懇願するニュアンスのメールを送ったのである。すると……それが「吉」と出たのだ! なんと犯人から返事、車の場所を示すメールが来たのである!!

・車内に残されていた犯人からの手紙

ミーガンさんと母親がその場所に行ってみると……盗まれたバンがあった!! 車内にいた愛犬も無事で、ミーガンさんは車を取り戻したのだ。彼女のメールが、奇跡的な展開をもたらしたのは言うまでもない。

・車内に残されていた犯人の手紙

そして車内には、犯人からの手紙が残されていたという。その内容は……。

「こんなことをして本当に申し訳ありません。子供たちが食べ物を必要としていたため、父親として食べ物を与えたかったのです。悪いことだとは分かっていましたが、失業して生活が苦しかったのです」

謝罪の言葉とともに、自分が罪を犯した理由が述べられていたのだ。

・警察には届け出ず

とにかく、ミーガンさんの元に車が返されてなにより! ちなみに、ミーガンさんは犯人の状況に配慮してか、警察へ被害を届け出ていないとのことである。

参照元:YouTubekctv5wjla(英語)
執筆:和才雄一郎

▼事件は海外のニュースでも取り上げられた

▼メールを送ったミーガンさん
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▼そのメール
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