バイク乗りにとって、愛車は相棒だ。エンジン音を聞いて、「おっと相棒、今日はご機嫌じゃねえか」とか「おいおい、どうした相棒。今日は奮わない感じか?」など、話しかけるということもあるかもしれない。しかし相手はエンジン、本当の気持ちまでわかるはずがない。
そんな相棒とのコミュニケーションを加速させてくれる、すごいアプリが登場だぜ! ヤマハ発動機はエンジン音を翻訳してくれる、画期的なアプリを発表した。それが「Rev Translator」である。同社は6種類の翻訳モードを用意。モード別に性格の違いを持たせるだけでなく、時間や天気によってもセリフが異なるようにしている。セリフの組み合わせはなんと1億通りもあるそうだ。ヤマハ発動機、やりすぎだろッ!!
・バイクだけじゃなくほかの乗り物でも
使い方は非常にシンプルだ。最初にA~Fの翻訳モードのいずれかを選択し、「TRANSLATE」ボタンをタップして、エンジン音を聞かせるだけである。ちなみにこのアプリはバイクだけでなく、車やクルーザーでも利用が可能である。
・相棒がいない人は……
バイクや車などの相棒のいない記者(私)は、仕方がないのでYouTubeで車の動画を見つつ、アプリにエンジン音を聞かせてみた。そうしたところ、以下のような翻訳結果が表示されたのである。
・Rev Translatorによるエンジン音翻訳
「俺さ、お前にだけは素直になれるよ」
「まだまだ夜はこれからです」
「クールぶっているのは性に合いません。熱いのが一番です。人も、エンジンも」
「いいことがあれば笑顔になれるんじゃなくて、笑顔でいればいいことあるんじゃない?」
「さあ、心のアクセルをふかしてごらん」(Rev Translator 翻訳より)
・イイこと言ってます感
なんだろう、この「イイこと言ってます感」。思わず、本当にそう思ってんのか? と言いたくなるのだが、これまで無言だった相棒が、何かを言わんとする気持ちが伝わってくるから不思議だ。
・心のアクセル全開!!
ちなみにこのアプリは、翻訳を繰り返すごとにポイントがたまり、アプリ内でアイテムをゲットできる。とりあえず、愛車で試してみると良いだろう。そして、相棒とのコミュニケーションを加速させろ! 心のアクセル全開だぜッ!!
参照元:Rev Translator
執筆:佐藤英典
Screenshot:Rev Translator
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▼起動時の画面。ロゴがカッコいい!
▼翻訳モードはA~Fの6種類用意されている
▼「TRANSLATE」ボタンをタップして、エンジン音を聞かせると翻訳開始
▼ちなみに以下は翻訳した結果。何だか名言集のようである
▼翻訳を繰り返すとポイントがたまり、アプリ内でアイテムがゲットできるようである