サッカーワールドカップ2014が開幕し、日本の初戦が2014年6月15日に行われた。試合は本田圭佑選手の見事なシュートで、対戦相手コートジボアールに1点リードで前半終了したものの、後半に2点を奪われ敗北を喫した。
テレビを見ていた人たちはもちろんのこと、現地入りしていたサポーターも落胆したに違いない。だが、現地サポーターはマナーを忘れなかったようで、その行動が海外で大きな話題になっている。サポーターはスタジアムを後にする前に、ゴミ拾いを行っていたのである。このことをW杯の情報を伝えるTwitterアカウントは「CLASS ACT(一流の人を意味する)」と称賛しているのだ。
・CLASS ACT
日本サポーターがゴミ拾いをしている画像は、@WorIdCupProbsという Twitterユーザーが投稿したものだ。「日本のファンは試合の後に、彼らのいたスタンドのゴミ拾いをしていた」と、伝えているのである。これを見た海外のネットユーザーは次のように反応している。
・海外ネットユーザーの反応
「アメリカ人にこの種の振る舞いを学ぶことができれば」
「彼らの礼儀だ。私たちは、彼らの行動から学ぶことができるのではないだろうか」
「彼らの文化と教育を賞賛したい」
「素晴らしい」
「素晴らしい..尊敬する」
「メキシコ人は自国の選手がプレイしていないときでも、すべてのゲームで掃除すべき」
「イングランドのファンはこれを見て学べ」
……など、評価する声が相次いでいる。このことを報じるMetro.co.uk は、「大抵試合に負けたサポーターは会場を汚したり、ひどい場合にはスタジアムを損壊するケースがある」と伝えており、この行動を「現代のサッカーゲームでは珍しい光景」と評している。
・国内では迷惑行為
一方、日本国内では非常に残念なことが報じられている。スポーツ報知は試合後の東京・渋谷交差点でどさくさに紛れて、女性の身体を触った40代の男が逮捕されたことを伝えている。国内で観戦するサポーターも、現地のサポーターに恥じないような行動を心がけたいものである。
参照元: Twitter @WorIdCupProbs、Metro.co.uk、b/r(英語)、スポーツ報知
執筆: 佐藤英典