東京・上野のアメ横といえば、新鮮な食材を購入できる場所として、年末年始はもちろんのこと年中にぎわっている。そのアメ横に、貝好きをうならせる素晴らしい立ち飲みがオープンしていることが判明した!
正確には立ち飲みではなく、以前からある魚屋なのだが、2013年10月から「飲める魚屋」として営業を行っていたのだ。カキやカニ、ウニなどの新鮮な海の幸を、店先でつまむことができるのである。しかも、カキ1個からオーダー可能だ。実際に1000円で4個の生ガキをオーダーしたところ、あまりのウマさに感動! 涙が出そうになった。こんな店を待っていた!!
・魚介類を持ち帰られない
アメ横に行くと、生鮮食料品に目移りする人も多いはず。特に魚介類は見た目も価格も魅力的。だが、買って帰るのをためらうはずである。水が垂れたり、匂いがするため、電車に持ち込むのがはばかられる。仕方なく、目だけ楽しむしかないというケースもしばしば。記者(私)も、店で食べられたらいいだろうなあと思ったことが1度や2度はある。
・「その場で食えたら」を叶えてくれた!
アメ横で手軽に食べられるお店も存在する。トッポギやケバブ、小龍包など最近は人気なのだが、「なぜアメ横で?」と思うような品々なのである。せっかくなら魚を食べたい。寿司もいいけど、できれば生ガキをその場で食えたら……。その願いを叶えてくれる店は、この「魚草」なのである。
・2013年10月に改装
大将の話では、2013年10月からこの立ち飲み式を採用したそうだ。アメ横も他の地域と同じように、生き残り競争が激しい。正直似たような魚屋さんも少なくない。そこで差別化を図るために、店先を飲食できるような形に改装して、一杯ひっかけられるお店にしたのである。
・飲まずにいられるか!
お店で提供されているのは、生ガキ・蒸しガキ・ホタテ・いくら・毛が二・ウニなどなど。はっきり言って選べない! 全部ウマいに決まっている。私はいろいろ考えた末に、1000円4個の生ガキをオーダーした。本当は飲むつもりはなかったのだが、何か義務感のようなものに駆られてビールも注文してしまった。これが飲まずにいられるかッ!!
・ガラケーのようなデカさの生ガキまいう~!!
そして出て来た生ガキがデカい! 殻だけで折り畳みのガラケーくらいはあるだろうか。そのなかには身がぎっしりと詰まってる。これに、ポン酢をサッとかけて一気に口のなかに放り込むと、まいう~~ッ!! ウマすぎて思わず笑いがこみ上げてくる。ああ~、日本人でよかった。身震いするほどおいしい生ガキに出会える幸せ。魚屋さんの店先で食べるカキが、こんなにウマいなんて知らなかったよ~ん。
ちなみに大将いわく、お店には品書きにない裏メニューがあるという(裏メニューがあると言ってる時点で、裏メニューではないのだが……)。気になる方は大将に聞いてみよう。なお、週末の夕方は混み合うそうなので、平日が狙い目だぞ。カキ好きはもちろん、魚介類が好きなヤツは全員集合~ッ!!
・今回紹介したお店の詳細
店名: 魚草
住所: 東京都台東区上野6-10-7 アメ横プラザ
営業時間: 10:00~19:00
定休日: 水曜日
Report: 佐藤英典
Photo: Rocketnews24
▼生ガキは1個200円からその場でむいて提供してくれる
▼4個で1000円
▼1個がデカい! 大きい方は折り畳みのガラケーくらいあるぞ
▼うわ~、箸でつまむのも大変だ~ッ!!
▼週末の夕方は混み合うぞ