大手ハンバーガーチェーンの「ロッテリア」は、2014年5月20日に発売するとしていた、大勝軒とのコラボ商品『大勝軒 元祖つけ麺バーガー』を、前倒しして5月18日から販売を開始した。
また麺か……と思いながら、もしかしたら前回の麺屋武蔵とのコラボを超えるおいしさかもしれないと思い、食べてみた。しかしその淡い期待はあっさりと裏切られる結果だった。もう頼むから、麺を挟むのはやめてくれ! ほかにも魅力的商品があるじゃないか! 奇抜さだけを追求しないで!!!
・見た目がイマイチ
パンと麺の食い合わせは、以前のコラボで承知している。何も新しいことなどない。以前も思っていたのだが、まず見た目がイマイチだ。直感的に「食いたい!」と思わせるルックスではない。
・イメージ写真とのギャップ
次に、広告写真とのギャップがスゴイ。特につけ汁。いくら広告写真がイメージ画像とはいえ、実物とかけ離れすぎている。イメージ写真では、つけ汁から具がたっぷり見えているのに、実物はすべてが沈み切っている。まあ、誇張されたイメージ写真は珍しい話ではないのだが……。
・つけ汁がしょっぱすぎる
そして問題の味だ。麺がモサモサしているのは想像の範疇(はんちゅう)なので、まあいい。問題はつけ汁。これがメチャクチャしょっぱい。一口飲んだだけで、「辛い!」と思わずにはいられない。スープ割もできるようだし、そもそもバーガーをつける前提なので、味を濃いめにしたのはわかるのだが、そのままでは飲めないというのはちょっと……。
・ロッテリアのラーメンを作ればいい
そうまでして麺を出したいのであれば、パンで挟むのをあきらめるべきだと思う。ミスドでは飲茶を出しているし、スシローでもラーメンを出している。それに習って、ロッテリアもラーメンやつけ麺を出して良いと思うのだが。奇抜さだけを狙って、商品のクオリティを下げるのでは全然意味がない。
・価格が高い
あとは価格だ。並盛(麺のパティ1個)が650円、大盛り(パティ2個)が700円、特盛(パティ3個)が750円は高い! いや、おいしければそう思わなかったかもしれないのだが、1つを食べ切るのにためらう味なので、とても高く感じてしまった。
これはあくまでも記者(私)の個人的な意見ではあるが、今後麺を挟むメニューはやらない方が良いように思う。ロッテリアには、ほかにも美味しいメニューがたくさんある。それに磨きをかける方が、よっぽど消費者のためになると思う次第だ。それにしても、650円は本当に高い……。
参照元: ロッテリア
Report: 佐藤英典
Photo: Rocketnews24
▼つけ汁とセットのつけ麺バーガー、並盛の袋には「大勝軒」と書かれている
▼イメージ画像のつけ汁は、具材がたっぷり見えているのだが……
▼実物は具が汁に沈んでいる
▼幸いチャーシューはそれなり
▼並盛のつけ麺バーガー
▼おそれながら、麺を焼いて挟んだだけのように見えるのだが……
▼これが特盛。袋には大勝軒の名前さえ入っていない
▼これで750円は「高い」という印象を受ける
▼超しょっぱいつけ汁に、バーガーをつけて食べる。とても食い辛い