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サッカーの試合では、時として不可解な判定がある。審判も人であるため、少しのミスはあるかもしれない。しかし、今話題になっている「疑惑のPK」はそれとは別の類いだろう。

いわゆる「買収」の匂いがするのだが、その様子は動画「ACL2014 疑惑のPKシーン FCソウルvsサンフレッチェ広島」で確認できる。果たしてアジアサッカーはこれでいいのだろうか。

・アジアチャンピオンズリーグでの出来事

話題になっているのは、2014年4月1日に行なわれたアジアチャンピオンズリーグのFCソウル(韓国)vs サンフレッチェ広島(日本)の試合。この試合でFCソウルに与えられた2つのPKが物議を醸している。

・1本目のPK

試合は1−2と広島がリードのまま終盤を迎えた。が、終了直前の後半44分のことである。セットプレーの流れからFCソウルのチームメイト同士がぶつかって倒れると、なんと主審は広島のファールと判定。水本選手は一発退場となり、PKが与えられたのだ。

しかし、このPKはGK林選手が好セーブで防ぐ。そのまま試合が終了するかと誰もが思った6分後……。アディショナルタイムの後半49分にまたしても疑惑の判定が飛び出した。

・2本目のPK

FCソウルがアーリークロスを入れるとエリア内にいた選手が倒れ、引っ張られたと主審へアピール。するとそれを見た主審はまたしてもPKの判定。そして林選手のセーブは2度続かず、同点ゴールを決められて試合は終了した。

・疑惑のPKに対するネットユーザーの反応

「本当ひどかった」
「何度見てもわけわからん。」
「ひどすぎる。こんなんだから、うんざりなんだよ」
「これひどいな。こんなん放っとくとサッカーが死に至らしめられるわ。」
「これは酷い。FCソウルを負けさせないなにかの力がはたらいているとしか思えない。」
「これは今までの愚行の中でもかなりレベルの高い愚行じゃないか? 相変わらず審判買ってるのかな? 本当に恥ってもんが無いし成長しないねぇ…」

などなど、本当にひどいといった声や何度見ても不可解な判定だというコメントが多く見られた。疑惑の判定に対し、サンフレッチェ広島がアジア・サッカー連盟(AFC)に抗議文を提出したのは言うまでもない。

アジアサッカーには「中東の笛」のように審判を買収する傾向が今もまだ暗い影を落としている。今回は韓国の地であったが同じアジアでのもの。このような疑惑の判定は、アジア全体が先に進むためにあってはならない。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし