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テレビ番組の制作の舞台裏で、かならず話題に上がるのがロケ弁だ。どんな弁当を調達してくるかによって、現場のモチベーションが大きく左右されるというから、弁当と言えどもバカにならない。食べ物の恨みは恐ろしい。

そんなロケ弁が一同に集結するイベントが始まった。その名も「ロケ弁フェスティバル」である。舌の肥えた業界人に評判のお店が、東京スカイツリーのスカイアリーナにお店を出し、その場で購入できるというものだ。出店している12店舗のなかから、独断と偏見でベスト3を選んだのでご紹介したい。

・ロケ弁で元気に

このイベントは日本ロケ弁協会が、日本初となる大規模イベントとして企画したものだ。そもそもそんな協会が存在していること自体、知らなかったという人も多いだろう。「日本をロケ弁で元気にする!」を合言葉に、さまざまな取り組みを行っているそうだ。

・業界人の間で口コミ

今回出店しているお店は、撮影・制作現場でも評価が高く、業界関係者の間で口コミになる店舗が集まっているようである。弁当の老舗から完全予約制のお店まで、それぞれこだわりのお店が参加している。そのなかから選んだベスト3は以下の通りだ。

第1位 浅草今半「黒毛和牛すき焼き弁当」

すき焼きの名店、浅草今半。すき焼きといえば、このお店を真っ先に思い浮かべる人も多いはず。お店で食べる品々もさることながら、弁当も評価が高い。余談ではあるが、記者(私)は飲食店に勤務している時代に、週末必ず今半の弁当が出ていた。当時のスタッフは弁当を持ち帰り、夜食として楽しんでいたほどだ。「今半」、その言葉を聞くだけでテンションが上がってしまう。

やや話がそれたが、長らく歴史を持つお店だけあって、食材のおいしさを維持するのが絶妙だ。弁当はいつ食べられるものなのかわからない。だが、いつ食べてもおいしいように、調理されている。黒毛和牛すき焼き弁当の牛肉のウマさは、戸外で食べてこそ最良といえるだろう。

第2位 あし柄「名物 きじ焼重」

昭和41年創業の仕出し弁当のあし柄。このきじ焼重は創業当時からの定番メニューで、いまだに愛される人気メニューのひとつ。仕出し専門で本格和食を提供しているだけあって、弁当全体からそこはかとなく漂う優しい味わいに癒される。繰り返し食べても飽きのこない味が、評価されているのではないだろうか。弁当のなかでも脇役とされる、煮物や揚げ物からその実力がうかがえた。

第3位 ここから屋「無菌豚の照り焼き重御膳」

郷土和食屋、ここから屋。このお店は、「原点回帰のバランス弁当」をコンセプトとしており、完全予約制で弁当を提供している。食材にこだわり、全国各地から厳選した食材を取り寄せて提供しているそうだ。この弁当は、無菌豚を使用しているそうだ。大判の豚肉が二枚も入っているのだが、思った以上にあっさりとした食感に驚いた。

なお、このイベントは4月13日まで開催されている。スカイツリーまで行けねえよッ! という方もご安心あれ。14日から同協会のオンラインショップがオープンするのだ。詳細は追って公式ページで発表されるようなので、それまでしばしお待ちあれ。

・イベント詳細

名称: ロケ弁フェスティバルin東京スカイツリータウン
会場: 東京スカイツリータウン 4F スカイアリーナ
会期: 2014年4月1日~13日
時間:11:00~18:00(荒天の場合は中止)
入場: 無料

Report: 佐藤英典
Photo: Rocketnews24

▼イベント開催に向けてのあいさつ
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▼独断で選んだベスト3、第1位は浅草今半「黒毛和牛すき焼き弁当」
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▼第2位 あし柄「名物 きじ焼重」
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▼第3位 ここから屋「無菌豚の照り焼き重御膳」
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▼開催初日は、11:30の販売開始と同時に各店舗に行列ができていた
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