言うまでもなく、ハンバーガーはパン(バンズ)にハンバーガー(パティ)を挟んだ食べ物だ。中には、ハンバーガーではなく、チキンやトンカツ、フィッシュ、エビカツなどが使われているバーガーもあるが、とにかく、肉なり魚なりが中に挟まれているのが一般的。
しかし! 今年の4月1日よりモスバーガーが販売を開始した「べジテリヤキバーガー コーンの香ばし揚げ」は、なんと肉や魚が一切使われていないのだ! そして同日に販売が再開された「菜摘シリーズ」には、バンズがないのである。これらのハンバーガーはどんな味がするのか? そして、より美味しく食べる方法はないのか? 実際に確かめてみた。
・ヘルシーさ満点のベジバーガー
注目の「べジテリヤキバーガー コーンの香ばし揚げ」には、肉ありと肉なしの2種類が用意されている。肉ありの場合は、テリヤキソースのかかったパティにコーンのかき揚げとレタス。一方肉なしは、コーンのかき揚げとレタスのみが挟まれている。
実際に食べてみると、かき揚げのサクッと感とレタスはシャキシャキ感が素晴らしい! さらに、コーン特有の甘みが効いている上に、テリヤキのソースがかかっているため、味はしっかりしている。美味しいぞ!!
・パティがない寂しさを抑えられない
しかし! ハンバーガーにパティがないのは何とも寂しい。味に不満があるわけではないが、何だろうか、この物足りなさは……。やはり、ハンバーガーと言えば、ジューシーなパティだ! さらに、モスバーガーと言えば、あの濃厚なミートソースではないか!
そこで、私は普通の「モスバーガー」を買ってきた。それから「待て! それでは肉無しハンバーガーのヘルシーさが台無しになるぞ」という気持ちを振り切り、結局肉なしバーガーに「モスバーガー」のパティとミートソースを加えて食べた。すると……
・やはりモスは肉がウマい!
まさに激ウマ。パティのジューシーさがハンパない! さすが、モスバーガーである。低価格路線のファーストフードとは違って、良い肉だ。さらに、元々濃厚なミートソースがテリヤキソースと混ざり合って、何とも濃い風味を生み出しているではないか!
「ヘルシーさなんてクソ食らえ」「ハンバーガーは何より味」という方にとっては、ぴったりだろう。
・菜摘シリーズも見逃せない
さらに、本日お目見えしたモスバーガーの商品は、「べジテリヤキバーガー コーンの香ばし揚げ」だけではない。以前に発売されていた菜摘シリーズが、4月1日から再び販売開始されている。このシリーズの特徴は、何と言ってもバンズがなく、レタスで挟まれていること。
菜摘シリーズは、「テリヤキチキン」「フィッシュ」「チキン」「海老カツ」「ロースかつ」「モス野菜」の6種類が販売されているが、どれも新鮮なレタスの食感がいい! 初めて買った人は見た目に違和感を覚えるかもしれないが、味は「これでもか!」というほど水々しい。春らしい爽やかなハンバーガーである。
・レタスが落ちて食べにくい難点も
ただ、こちらも美味しいと言えば美味しいが、レタスがポロポロ落ちて少し食べにくい。こうなったら……解決策は1つしかない。そうバンズだ! 結局、バンズで挟んで食べると、シャキシャキの新鮮レタスをスムーズに食べられた。美味しいと同時に、バンズがいかに重要かを再確認させてくれるハンバーガーである。
ということで、「肉無しハンバーガーにパティ+ミートソース」、さらに「バンズなしバーガーをバンズでサンドイッチ」は、決して馬鹿に出来ないアレンジかもしれない。「死ぬほど暇を持て余している」という人は、試してみてはいかがだろうか。
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼こちらが野菜だけの「べジテリヤキバーガー コーンの香ばし揚げ」(270円)
▼このバーガーの上のバンズを取り
▼「モスバーガー」(340円)のパティを置く
▼さらに、ミートソースがたっぷり乗ったモスバーガーのバンズを
▼上の乗せれば……
▼「べジテリヤキバーガー コーンの香ばし揚げ+パティ+ミートソース」の出来上がり! マジ激ウマ!!
▼こちらが元々パティの入った「べジテリヤキバーガー コーンの香ばし揚げ」(380円)
▼バンズのない「モスの菜摘 ロースかつ」(360円)
▼バンズで挟んだ方が圧倒的に食べやすい!
▼以下が「モスの菜摘シリーズ」。こちらは「モスの菜摘 チキン」(300円)
▼「モスの菜摘 海老カツ」(370円)
▼「モスの菜摘 フィッシュ」(320円)
▼「モスの菜摘 テリヤキチキン」(340円)
▼「モスの菜摘 モス野菜 オーロラソース仕立て」(340円)