badminton

バドミントンの試合は、21点3ゲームで2ゲーム先取のラリーポイント式で行なわれる。1ゲームで多くの得点が生まれるだけに、ラリーはそう長くは続かないことが多く、得点の入るスパンも短い。

しかし、中には考えられないほど続いたラリーもあるもので、今回ご紹介する動画「Longest rally in badminton history (Men´s singles)」は、バドミントン史上「最長に続いたラリー」なのである!

・2013年の世界選手権大会

歴史が動いた舞台は、2013年8月5日〜11日に中国・広州で開催された第20回世界選手権大会。8月9日に行なわれた男子シングルスの準々決勝でバドミントン史上最長に続いたラリーは生まれたぞ。

・世界ランキング上位の二人

動画に登場するのは、ベトナムのグエン・ティエン・ミン選手とデンマークのヤン・ヨルゲンセン選手。その当時、グエン選手が世界ランク7位、そしてヨルゲンセン選手が9位というハイレベルな選手同士の試合であった。

・譲らない両者

お互いに1ゲームずつを取り合い、迎えたファイナルゲーム。グエン選手のマッチポイントという極限の場面で両選手は、絶対に譲らないという気持ち、集中力、そして技術の高さを見せる。どんなショットにも食らいつく姿と合わせて注目していただきたい。

・最高の駆け引き

最高の駆け引きで繰り広げられたラリー数はなんと「108打」を数え、時間にして「2分」と最長記録を更新。あまりのレベルの高さに感動すら覚えるラリーに、静かに見守っていた観客も沸かずにはいられなかったのも納得だ。

ラリーの最後はギリギリの判断でヨルゲンセン選手がボールを見送り決着。しかし、その光景もどちらに得点が入ってもおかしくなく、しびれるものであった。ちなみに試合は、22−20でグエン選手が3ゲームを競り勝っている。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし