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アメリカのプロフットボールの頂上決戦「第48回スーパーボウル」が開催された。今やアメリカだけでなく、世界中が注目する冬の一大スポーツイベントである。競技もさることながら、毎回話題になるのがハーフタイムショーだ。

1993年にマイケル・ジャクソンが出演して以降、世界的に活躍するミュージシャン・アーティストが多数登場している。今回は、2013年のもっとも成功したアーティスト「ブルーノ・マーズ」とロックバンド「レッド・ホット・チリペッパーズ」(以下、レッチリ)の夢の共演であった。そのステージは「過去20年で最高のハーフタイムショー」と、ネット上で称賛されているのである。

・2013年、もっとも違法ダウンロードされたアーティスト

ブルーノは2012年10月発売のシングル『Locked Out Of Heaven』が世界的なヒットとなった。実は2013年、もっとも違法ダウンロードされたアーティストが彼なのである。これはひとつの人気の裏付けといって良いだろう。

・いきなりボルテージマックス!

ハーフタイムショーは、推定で1億人が視聴していると言われている。その時間帯のスポット広告は、30秒で457万ドル(約4億6700万円)なのだとか。それだけに、人気と実力を兼ね備えたアーティストでなければ務まらない大役である。今回ブルーノは、爆発的ヒットを達成して『Locked Out Of Heaven』でステージをスタート。いきなり一曲目から観客のハートをがっちりとつかんだ。

・レッチリ登場で圧巻のステージ

そして3曲を終えたときに、突然レッチリが登場。まさかというタイミングだっただけに、会場は興奮の渦と化した。そしてそのままの勢いで、レッチリの名曲『Give It Away』が炸裂。ブルーノバンドのホーンセッションとの演奏は圧巻の一言に尽きる。現地にいなくてもその興奮は、カメラ越しにビリビリと伝わってくるのである。

「過去20年最高のショー」、この評価は決して大げさなものではない。おそらくこの先も、語り継がれる名演ではないだろうか。

参照元: YouTubeThe Sydny Moning Herald(英語)
執筆: 佐藤英典

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