あ……ありのまま、今、起こった事を話すぜ! 俺は、ケーキ屋に行ったはずだったんだが、いつのまにか「醤油ラーメンください。あと餃子1人前」と注文していた。
何を言っているのか、わからねーと思うが、確かにケーキ屋に “ラーメン” が並んでいたんだ……。なんと、新宿には「ラーメンケーキ」を売る店が存在するのだ! ラーメンがケーキでケーキがラーメン、一体どういうことだ!?
・新宿『MAPLISE』のラーメンケーキ
「ラーメンケーキ」を販売しているのは、新宿にあるケーキ屋さん『MAPLISE(メイプリーズ)』だ。ショーケースに並ぶ色とりどりのケーキの中に……ありました!! ラーメンが! 確かにラーメンが!! 塩ラーメンに醤油ラーメン、おまけに餃子や天津飯まである。
さっそく、なぜかケーキ屋さんで「ラーメンください。あと餃子1人前。それから天津飯も」と注文。これだけでもシュールなのだが、この中華料理シリーズはあの出前用の「おかもち」に入れてもらうことも可能だ。もうわけがわからないよ。
・見た目は完全に中華料理
そう実はこれは中華料理のビジュアルを忠実に再現したケーキなのだ。それはわかっているが、この日本の「中華そば」を思わせる澄んだスープ、パリっとした餃子の焼き目を見ているとゴハンが欲しくなる。
そして特筆すべきは天津飯だ。玉子やテリっとした あんかけ、そして、ちょこんと乗ったグリンピースが食欲を刺激する。もうどこからどう見ても中華でしょ!
・味覚と視覚が引きちぎられる~ッ!!
……このラーメンケーキをほんのちょっぴりだが体験したところ……い、いや……体験したというよりは、まったく理解を超えている! 見た目こそ中華料理だが、これはケーキのはず。いや、それは理解している。わかっているはずなんだ!
だがしかし!! まるで味覚と視覚が引きちぎられるよう、全く一致しない! 普段なら「美味しい♪」で終わるだけのケーキに、想定外の刺激的なスパイスが加わり脳が混乱してしまうのである。見た目と想像した味が食い違うだけでこんな不思議な感覚に陥るとは。この感覚は是非体験してみてほしい!
ちなみに、ラーメンはホイップと栗たっぷりのモンブラン、天津飯はクレープに包まれたチョコレートケーキ、餃子はアップルパイである。
・ラーメンケーキもリーズナブルなり!
実は、『MAPLISE』はケーキ1つ105円~とプチプラなケーキ屋さんとしても有名。気になるラーメンケーキのお値段は……1つ980円! 天津飯も同様に980円で、餃子は780円だ。ラーメンも天津飯も丼1杯くらいと1人では食べきれないボリューム。それを考えると中華シリーズもかなりお買い得である。サプライズプレゼントにもピッタリなラーメンケーキ。ぜひ一度チャレンジしてみてほしい!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 MAPLISE(メイプリーズ)
住所 東京都新宿区西新宿1-1-2 新宿地下鉄ビルB2F
時間 10:00~22:30
参考リンク:地下鉄ビルディング
Report:沢井メグ
Photo:RocketNews24.
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▼箱は「おかもち」風
▼じゃーん!!
▼塩ラーメンケーキ!
▼こちらは醤油ラーメンケーキ
▼今にも醤油の香りが立ち上ってきそう!
▼でもケーキです
▼天津飯
▼このテリがたまらない!
▼あくまでケーキなのです
▼餃子のたれ……と思ったらメープルシロップ!