今季、ヤクルトのバレンティン選手が年間ホームラン数の記録を塗り替えたが、それまでの55本という記録を保持していた選手をご存知だろうか。王貞治氏、タフィー・ローズ氏、そしてアレックス・カブレラ選手の3人だ。
昨季に引退したカブレラ選手だが、なんと先日開幕したベネズエラのウィンターリーグで現役復帰し、絶好調で打ちまくっているそうだ。そこで今回は、その様子を動画「Jonron 100 de Alex Cabrera」と共にご紹介し、今後の彼の動向を予想したい。
・カブレラ選手とは
1971年12月24日生まれの41歳でベネズエラ出身。アメリカ、メキシコ、台湾、そして日本とさまざまな国でプレーした経験を持っている。日本では西武に7年、オリックスに3年、ソフトバンクに2年在籍した。
丸太のような腕からホームランを量産し、来日2年目の2002年にはシーズン55本塁打を放ち、ホームラン王を獲得。身体をのけぞって構える打撃フォームからの豪快なホームランを覚えている人も多いはずだ。
・現役引退の経緯
2012年7月24日にソフトバンクから退団が発表され、ベネズエラに帰国したカブレラ選手。12月のウィンターリーグで相手チームの捕手であり、息子でもあるラモン選手と対決し、ホームランを放って現役引退を表明した。ホームベースを踏んだ後にユニフォームを脱ぎ、息子へ投げ渡したのは感動的であった。
・2013年のウィンターリーグで復帰
有終の美で現役生活から身を引いたカブレラ選手だったが、引退から約1年後のウィンターリーグで現役復帰。ここまでの36試合で打率、本塁打の二冠王を走り、打点も2位につける脅威の活躍を見せている。
・カブレラ選手の現役復帰に対するネットユーザーの反応
「どっかがカブレラとりそう」
「カブレラはもう1回西武で見たい」
「ネタかと思ったけど、カブレラすげーわw」
「カブレラ好きやったなぁ( ´▽`) 日本で見たいです!」
「T.ローズみたいに復帰しないかな♪ まだ、全然いけると思うのだが、登録は日本人扱いのはずだし…」
「まだやれそうな気がするな。DH専で休み休みならそれなりに成績残せそう」
などなど、まだまだ活躍できそうという声やまた日本に来てプレーして欲しいというコメントが多数。引退から現役復帰し、成績を残したタフィー・ローズ氏を思い出した人も多かったようだ。
ちなみにウィンターリーグでのカブレラ選手はホームラン打つと、ベンチに迎えてもらう際になんと「お辞儀」パフォーマンスをやっているぞ。この調子だと、本人はいつ日本に来ても問題なさそうだ!
カブレラ選手は外国人だが、国内 FA 権を獲得しているため、扱いは日本人選手と同様になる。よって、日本の球団が獲得に二の足を踏むことはない。年齢がネックとなるが、現在の活躍が続くようであれば、来季は日本球界でプレーしている可能性もある。
▼ホームランだけではなく、お辞儀パフォーマンスも必見だ!
▼息子と対決してホームラン!
▼西武時代のカブレラ選手
▼こちらはオリックス時代
▼そしてソフトバンク時代