2013年10月27日、オートバイの世界選手権(MotoGPクラス)第17戦が、栃木県のツインリンク茂木で開催された。今年初参戦のスペインの若手天才ライダー、マルク・マルケスが優勝すると思われたのだが、残念なことに結果は2位。
優勝は総合2位のホルヘ・ロレンソで、総合優勝の座は、最終戦のバレンシアGPで決定する。そんななか彼が着用していたTシャツとヘルメットが物議をかもしている。というのも、デザインされたイラストのひとつに、両手で目をつり上げたポーズをした人物が描かれていたのだ。一部から批判の声が上がり、彼はTwitter で謝罪する事態となった。
・日本GP のためだけに用意
このデザインは、日本GP のためだけに特別に用意されたものである。Twitter に投稿された画像を見ると、ヘルメットは白地に赤を用いて、まるで日の丸のように見える。彼が日本で走れることに喜びを感じていることが、よく伝わってくるのだが……。
・目をつり上げた人物のイラスト
問題は後部に描かれているというイラストだ。そのイラストと同じものが描かれたTシャツを着ているのだが、手でつり目にしている人物なのだ。彼は無邪気な笑顔を見せながら、このデザインについて「気に入ってもらえるかな?」と Twitter で尋ねた。
しかし一部から批判があることを知り、「大変申し訳ありませんでした。すべての日本人の仲間やファンのため、感謝の象徴としてこれをデザインさせたものです」と謝罪している。
・誰も意見しなかったのか?
とても特別な気持ちで日本GP を迎えてくれたのは、嬉しいことだ。だが、事前にこのデザインについて誰も意見をしなかったのだろうか。彼の好意さえ傷ついたのではないかと思うと、とても残念である。
参照元:Twitter @marcmarquez93
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▼マルケスはTwitterで謝罪している