大人気のうちに最終回を迎えたドラマ『半沢直樹』(TBS系)。最終回の視聴率は関東地区で42.2パーセント、関西地区では45.5パーセントだった。これは『家政婦のミタ』(日本テレビ系)を上回る記録で、平成の民放ドラマでは1位の高視聴率だという。
・画面の下にチラリ
その最終回で、本来うつるべきではないものが画面に入っていたようだ。それはクライマックスシーンでの出来事。なんと画面の下方に、その場にいるべきではない人がチラリと見えているのである。
・緊張感あふれるシーンで視聴者も気づかなかった?
問題のシーンはクライマックスの終盤。大和田常務との対決を終え、静寂が支配した取締役会。誰もが二人のやり取りを注視しているなか、その均衡を破って主人公半沢は会議室を出て行こうとする。
すべてを出し切った半沢は、やや憔悴した様子で歩を進め、出て行こうとしたその瞬間! 画面の下にわずかにカメラマンの頭がうつってしまっているのである。おそらく視聴者のほとんどはそのことに気が付かなかったはずだ。緊迫したやり取りが終わり、見ている方も疲れにも似た感覚を味わったに違いない。そんなとき、まさかカメラマンがうつっているとは誰も想像しなかっただろう。
・やり直しのできない迫真の演技
本来であれば、撮りなおすべきではないだろうか。しかし、半沢役の堺雅人さんと大和田常務役の香川照之さんの迫真の演技は、やり直しのできるようなものではなかったはず。二人の魂のぶつかり合いは「名演」と呼ぶにふさわしい。カメラマンがうつってしまったのはちょっと残念だが、それを承知で監督をはじめとする制作陣もOKを出したのではないだろうか。
とにかく話の続きが気になるところである。半沢はどうなったーッ!!
参考リンク:『半沢直樹』公式サイト