ストライカーであれば必ず目標にすることがある。そう、「ハットトリック」である。1試合3ゴール以上を決めることは至難の業だが、達成することで自然と自分の実力を示せるからだ。
そこで今回は、弱冠17歳で、しかも途中出場から3分足らずでハットトリックを達成した少年をご紹介したい。その様子は動画「17 year old wonderkid Joel Pohjanpalo scores a perfect hat-trick in und」で確認可能だ!
・フィンランドリーグでの快挙
2012年4月15日、フィンランドリーグ・ヴェイッカウスリーガで行われたHJKヘルシンキ vs IFKマリエハムンの試合で快挙は達成された。17歳の少年がわずか2分42秒という脅威の短さ、そしてトップリーグ出場2試合目というオマケつきでハットトリックを達成してしまった。
動画では、HJKヘルシンキ(青)の「20番」に注目していただきたい。彼は、0—1のビハインドで同点から逆転、そしてダメ押しまで演出し、頭から両足とまんべんなく決めてしまうぞ。その得点内容は素晴らしく、とても17歳とは思えないプレーだ。
・フィンランドの新星
快挙を達成したのはヨエル・ポーヤンパロという選手。1994年9月13日生まれで現在19歳。身長は182センチと決して大柄ではないが、ヘディングがうまく、ミドルシュートからのフィニッシュ精度も高い。すでにA代表デビューもしているフィンランド期待の新星フォワードだ。
・現在のポーヤンパロ選手
これまで、イングランドのリヴァプール FC 、トットナム・ホットスパー FC やフランスの AS モナコからのオファーがあったとされるポーヤンパロ選手。年齢制限のある就労ビザの関係から海外クラブに渡ることはなかったが、その才能はずっと注目され続けてきた。
そして今夏、以前から注目していたとされるドイツのバイヤー・レバークーゼンがHJKヘルシンキから獲得することに成功。現在はレンタルで2部のVfRアーレンでプレーしている。まだ若さゆえに線の細さがあるが、屈強な選手が揃うドイツに渡ったことで大きく成長するだろう。今後、活躍が注目される若手である。
▼2012年のプレイだが、今見てもスゴい!
http://www.youtube.com/watch?v=ibHRquIsXkg
▼ドリブルもうまいぞ!