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雨の日も風の日もどんな時も、荷物を正確に運び続ける運送会社のドライバー。みなさんはどんなイメージを持っているだろうか? 大変? イケメン? 筋肉? 休みなし? たくさんのイメージがあるだろう。今回はドライバー経験がある記者(私)だからこそお伝えできる「運送屋のドライバーあるある35」をお伝えしたい。

1、マイカーでもつい横断歩道手前で安全確認をしてしまう
常に歩行者の安全は確保しなくてはならない

2、だいたい髪を立てる人が多い
ワイルドな体型になるにつれ顔つきだけでなく、髪型もワイルドになっていく

3、平日の休みの日でも会社から平気で電話がガンガンかかってくる
どこの会社もそうかもしれないが運送会社でも同じだ

4、配達先のお客さんと付き合う人がいる
運送会社での出会いの大半は配達先のお客様が多い

5、メシを食う場所はトラックの運転席
運転席とは自分が最もくつろげるスペースなのだ

6、めしは基本大盛り
体力が資本の商売なのでメシはガッツリ食べるのだ

7、先輩はおトクな弁当屋の情報が豊富
おトクな弁当屋さんはおろか、割引セールの情報までも把握している

8、先輩と一緒に配達をしているとメシとコーヒーをオゴってくれる
基本、運送会社の先輩は後輩への面倒見が良い

9、駐車時は必ず輪留め
駐車時の自走事故を防ぐため。いかなる時も安全を確保するのだ

10、本当に忙しいときに赤信号に引っかかるとイライラしてしまう
トラックの運転手とは時間との戦いなのだ

11、前を走るクルマが遅くてもイライラしてしまう
やはり本当に忙しいと、そう思ってしまうことがある

12、お客様からの差し入れで嬉しいのは缶コーヒーか栄養ドリンク
おまんじゅうやチョコレートなどを頂くこともあるが、やはり飲み物系が嬉しい

13、叫び声を上げながらトラックへ荷物を積み込んでいる人がいる
たぶん、自分自身に気合を入れながら仕事をしているのだと思う

14、お歳暮シーズンのドライバーは目が死んでいる
日々の疲れによるものだ

15、お歳暮シーズンは運転しながら昼メシ
記者も運送会社時代、お歳暮シーズン中は運転をしながらおにぎりを食べていた

16、お歳暮シーズンが近づくにつれドライバーの表情が日に日に暗くなる
逃れられない激務地獄の恐怖によって起こるものである

17、ゆえにお歳暮シーズン中に忘年会とかマジ無理
忙しさと疲れによって、まず開催不可能な「忘年会」という単語はタブー。飲む時間があるなら家でゆっくり寝たいのだ

18、新人のころは路駐することに申し訳なさを感じる
デカいトラックを路駐することによって、後続のドライバーから突き刺さる視線が実に痛くてホント申し訳ない

19、ベテランになっても内心、路駐して申し訳ないと思っている
経験を重ねてもやはり「申し訳ない」ものは「申し訳ない」と思っている

20、特に大きな4トン車で狭いスペースに駐車せざるを得ない時の路駐はドキドキ、男の度胸を試される
その時ばかりは周りの空気を読んでマッハで荷物を降ろす

21、そしてトラックが邪魔だと一度は通行人に怒られる
ご意見よくわかります。私もそう思います

22、ベテランは全てのお客様の住所を番地まで完全に把握している
すでに頭の中がカーナビと化している

23、新人は安全靴に慣れていないのでつま先が痛くなる
安全靴とは、つま先に鉄のカバーが内臓されている靴のことだ。慣れればどうってことない。労災を防ぐためなので新人のうちは耐えるしかない

24、筋トレが好きなドライバーがいる
そういう人の趣味はだいたいスポーツだ。トライアスロンとか、格闘技とか

25、だからトラックの荷台の後ろにぶら下がって懸垂をしている
他にもブラ下がれるものがあれば、そこで筋トレをする

26、運転席の整理整頓具合で仕事がデキるドライバーか否かがハッキリわかる
整理整頓は仕事の基本です

27、だいたいみんなしゃべり方が「オラオラ!」チック
体力勝負な職場なだけにオラオラな空気が流れている。そして誰しもその空気に染まってしまう

28、雨の日が出勤だと、本当にイヤになる
自分が濡れるのはいいのだが、荷物が濡れてしまうと運送屋として申し訳なく思う

29、雨の日が休日だとトクした気分になる
頑張れよ同僚! って完全に他人事

30、運転中のラジオはAM派とFM派で分かれる
ちなみにラジオ番組を配達ペースの目安としている人もいる

31、そしてFM派が日曜日に仕事しながら聴くラジオは「ニッサン、あ、安部礼司」
いつ聴いても飽きない番組である

32、荷さばきのバイトと話すのが楽しい
話してみると意外にもおもしろい人がいる

33、配達中にクルマが壊れると目の前が真っ暗になる
「あーもー、仕事おわんねーわー」

34、本当に死ぬかと思った経験が必ず1回はある
危険という意味ではなく、信じられないくらいに仕事量が多すぎて

35、転職先も同業の運送会社
なので、ある日違うトラックに乗っている元同僚をふと見かけることがある

いかがだっただろう? もし運送会社のドライバーになりたいと思っている人は、ぜひこの35条を参考にしていただきたい。

Report:世界のショウゴ