世界各地を渡り歩いた人なら必ず一度は道端で遭遇する “モノ売り” 。もちろんフィリピンも例外ではなく、我々日本人が歩いているだけで磁石のように現地のモノ売りが集まってくる。ただ、世の中には変わったモノ売りも存在する。
・突然、モノ売りたちがまとわりついてきた
場所はフィリピンの首都マニラから北に位置にするアンヘルス。この街は毎晩のようにギンギンな紳士が、夜の蝶とひとときの夢を見るために各地から集まってくる。
そんな街を歩いていると道端で「バイアグラ買ってくれ」、「Tシャツ買ってくれ」、「DVD買ってくれ」、「靴を磨いていってくれ」などなど、突然モノ売りたちが記者(私)にまとわりついてきた。
・おばさん「アイスクリーム買ってくれ」
すると、近くにいたおばさんも近寄ってきて「アイスクリーム買ってくれ」と声をかけてきた。たしかにフィリピンは暑い! かなり暑い! こんなに暑いと冷たいモノのひとつくらいは口にしたくなるものだ。「おばさんナイス!」 と思いつつ私は「OK」を出した。はやくたべたーい ♪
・アイスクリームを吟味するおばさん
すると、おばさんは近くのアイスクリーム屋に歩いていく。なるほど、ここのアイスクリーム屋さんの呼び込みなのだな! なんて思っていると、今度は私を完全に無視して「ストロベリー!」などと店員と話しているではないか。あはは~ん? きっと私にオススメのアイスクリームを選んでいるのだな! 親切なおばさん、やっさしぃー!
・そして勝手に食べ始めるおばさん
そして、私がアイスクリーム屋さんに代金を渡すと、おばさんは私が食べるはずのアイスクリームをガツガツ食べはじめた(笑) え? それ、私のでしょ? ていうかココの呼び込みじゃないの? 一体どういうこと? その場で約1分ほど考えてようやく意味がわかった! そう、このおばさんはただの通行人で、「買ってくれ」(オゴってくれ)と言っていたのだ。なんてこった! 私は完全に意味を間違って理解していたらしい……。そして、「あなたが食べるために買ってって言ったんじゃないわよ」と言わんばかりの表情で食べ続けるおばさん。そんなおばさんに、私は終止、苦笑しっぱなしだった……。
Report:世界のショウゴ