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筋書きのないドラマ、それが野球、プロ野球である! 打たせてなるものかとピッチャーが投じる白球に、バッターは野球人生をかけてバットを振る。狙いすましたホームランは、ため息が出るほど美しい。

だがしかし……。そんじょそこらの美しさではなく、「もはや芸術」といわれるレベルに美しいシーンがあるのをご存知だろうか? 野球ファンならば一度は見たことがある名勝負、動画のタイトルは動画「Kokubo Hiroki Best HR in Giants」だ!

時は2005年の5月21日。巨人対日ハム、4回ウラ。ピッチャーは日ハムの江尻慎太郎。対するバッターは巨人の小久保裕紀。江尻が投げた第2球を、小久保は美しいフォームでフルスイング! むろん、結果はホームランなのだが、このときの両者の姿が芸術的なまでに美しいのだ。

その姿、動きを、あえて文字で表現するならば……

小久保、打った瞬間にホームラン確信 → 江尻、ボールの軌道を見ずにホームランを打たれたことを確信 → 小久保、綺麗なバット投げ → 江尻、悔しさのあまりグラブをマウンドに叩きつける → 小久保、ホームラン確信歩き

である。ちなみに、このシーンに対して YouTubeユーザーたちは

「何度見ても美しい。そしてこの美しさは勝負に敗れた江尻投手なくしてはありえない」
「ホームランも、打たれた投手の反応も、ここまで芸術的なシーンを­コレまで見たことがありませんでした」
「グラブ投げも真剣勝負って感じがしていいですね」
「小久保は右打者で1番綺麗なホームランを打つ」
「後世まで語り継いでもいい動画」
「完璧な当たり→小久保のバット投げ→江尻のグラブ投げ。この流れとタイミングが完璧すぎる」
「これ看板直撃彈だったよね。悔しかったんだと思うよ」
「プロ野球史に残って欲しいワンシーン」
「これはもう芸術」

などとコメント。グラブを投げる行為はプロとして恥ずかしいとの意見もあるが、「グラブ叩きつけるぐらいの負けん気はあっていい」との意見もある。いずれにしても、芸術的に美しい。何度見ても美しい。人生をかけた真剣勝負、これがプロ野球の面白さなのだ!

参照元:YouTube
執筆:GO羽鳥

▼何度見ても美しい。何度見てもだ!