2013年6月18日、韓国ウルサンでワールドカップアジア予選A組最終戦・韓国 vs イラン戦が行われた。
試合前から韓国チーム側がイランに対して「血の涙を流させてやる」などと挑発的な発言をするなどピリピリしたムードだったが、それは試合後にまで続いていたようだ。なんと、韓国チームのスタッフが勝利に沸くイランチームの選手に暴行を加えたというのである。
問題の「暴行」は、試合終了直後に発生したという。緊迫したアウェーの雰囲気に飲まれることなく、イランは1-0で韓国を下し、選手達は勝利に沸いていた。
選手が勝利の雄叫びをあげながらフィールドをかけまわったそのとき! なんと韓国チームのスタッフ数名が、近づいてきたイラン選手を殴ったというのである。
動画を確認してみると、韓国チームのスタッフはぶつかる直前に構えのポーズをとっている。しかも、続けざまにもう1人のスタッフも体をイラン選手側に寄せて接触している。これは「偶然にぶつかった」というには少し苦しいと思うのは気のせいだろうか?
なお、この試合の勝利により、イランはA組1位でW杯本選への出場を決めた。一方、試合には敗北した韓国だが、勝ち点ではウズベキスタンと並んだものの、得失点差で上回り予選2位通過。こちらも本選出場が決定している。両チームのこの不和モードは本選に持ち越しになるのだろうか?
ちなみに、韓国チームはイラン側に怒りを覚えているようで、イランチームの監督が韓国に拳を振り上げたり、選手も挑発をしたりと非礼な行為があったとして、FIFAに報告書を提出すると話しているそうだ。
▼問題のシーンは0:10~頃からだ