tatsuya
人気イタリア料理店『タツヤ・カワゴエ』オーナーの料理人といえば、川越達也シェフだ。テレビ番組やテレビゲームでも活躍、夏フェスへの参加も決まっており、日本で最も有名なシェフの一人ではないだろうか?

そんな親しまれている川越シェフが、先日、『サイゾー』のインタビューで「水代として800円取られたと食べログで非難されたが、いい水を出しているので当たり前。年収300万円から400万円の人が何を分かって評価を書いているのか?」という旨の発言をしたという。ネット上で「庶民をバカにしている」と非難され、炎上状態となった。

その発言について川越シェフがテレビ番組で謝罪、さらに自身のブログでコメントを発表し、再び注目されている。

・川越シェフのブログコメント
この度、「活字問題」でご心配お掛け致しました。改めてネット社会、情報社会、雑誌での活字が独り歩きしていく怖さを痛感いたしております。特にネットニュースのトピックスで使われる文言は、本人の意思とは異なった意味合いなり、さらに簡略化されて紹介されるシステムに残念な思いでいっぱいです。ただしかし、これからも今まで以上に社をあげて志しを高く持ちながら仕事に取り組んで参ります。(ブログより引用)

・川越シェフ「本人の意思とは異なった意味合いなり、残念な思いでいっぱい」
ブログを見る限り川越シェフの発言は、「ネット上で彼が意図したとおりに伝わらなかった」ということであるようだ。そして、川越シェフは6月17日放送の情報番組『とくダネ!』に出演し、自身の言葉で謝罪をした。

・川越シェフの謝罪と弁明
詳細は映像で確認するといいかもしれないが、『とくダネ!』のインタビューでは、川越シェフは何度も「申し訳なかった」「生意気でした」「全部僕が悪い」と発言している。そして「年収300万~400万円」というのは、特別な日に高級店を利用する一般的な客層を指したかっただけだとし、具体的に数字を出したことで誤解を招いてしまったと反省しているそうだ。

・高級店ならではの暗黙のルール
高級店では水に別料金がかかることは珍しいことではない。食べログに不満の声が書かれたのは料金の説明がなかったことによるようだ。水の価格は店によって異なるが、川越シェフによるとスマートに食事をしてもらうためにあえて価格の説明をしないことが暗黙のルールとして存在するという。

・ネットの声
今回の謝罪を受けて、ネット上では以下のような声が上がっている。
「本心が垣間見えた瞬間だったようだな、川越シェフ」
「やっぱりか。 まあ、言いたいことはわからんでもないけど、やっぱり言い方がなあ。」
「でも、お金持ちの人だけに商売したいっていうのも自由だから」
「川越シェフを全面的に支持」
「いやこれ川越シェフが詫びる必要全くないと思う。」
「これからも、こっそり水をすすめて、こっそり料金徴収するビジネス続けるのか気になる。」

・川越シェフ「苦情はその瞬間に言っていただければいくらでも対応する」
なお、今回の件について川越シェフは、「全部僕が悪い」と謝罪を繰り返しつつも、料理の味や会計に何か疑問点などがあれば「その瞬間に言っていただければいくらでも対応はさせていただく」と話している。

参照元:川越シェフブログ
illustration:Rocketnews24.