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アメリカの給食というと、ハンバーガーにフライドポテトにポテトチップスに……油が多くて高カロリーなものばかりを想像するだろう。しかし、実際はどうなのだろうか。今回記者(私)はカリフォルニア州のとある小学校に訪問し、特別に給食を食べさせてもらった。日本よ、これがアメリカの給食だ!

・まずメインの料理を選ぶ
まず、学校の給食センターの受付に行く。日本の給食は決められたメニューを食べるのが一般的だが、こちらでは好きなものを選ぶことができる。この日のメインメニューは2種類で、ハンバーガー(チキン)とタコスからどちらか1つをセレクト。ドリンクも2種類あり、牛乳かコーヒー牛乳かを選ぶ。そして、スタッフから商品を受け取り、今度はサラダバーで、自分の食べたいサラダ、フルーツを皿に入れる。

・サラダバーにはルールがある
ただし、サラダバーにはルールがある。まず、少なくとも、野菜コーナーもしくは、フルーツコーナーから食材を1種類を取らなければならない。そして、サラダバーから合計で3種の食材を選ぶ必要がある。ただし4種以上は取ってはいけない。だが、量に制限はないらしい。

・レジでお金を支払う
サラダバーで食材を取ったら、後はレジに行ってお会計だ。大人は4ドル(約400円)で子供は2ドル(約200円)だ。ちなみに子供は学生証を見せるだけでOK、後日、保護者に請求される仕組みであるという。

・実際に食べてみると……
早速、ハンバーガーやタコスを食べてみたが、驚くことにほとんど味がしない。コーヒー牛乳もそんなに甘くない。アメリカの子供はこれに満足するのだろうか。そうふと思っていると、ほとんどの子供がハンバーガーにケチャップをつけて食べている! しかもかなりの量だ。こうやってアメリカの子供は太っていくのだろうか……。

・この学校給食の問題点
最後に複数の日本人の保護者に給食について話を聞いてみた。すると、多くのの人からこう返事が返ってきた。「サラダバーに野菜や果物があるんですが、子供達は自分が好きなものだけを選んで食べる。だから、野菜はみんな取らないんです。これが問題ですよね」

ちなみに、牛乳やコーヒー牛乳はナイロン製の袋に入っていた。ストローを刺して飲むのだが、多くの子供たちが犬食いのように牛乳をすすって飲んでいた……。

Photo:Rocketnews24
Report:Yoshio
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▼まずは、学校の給食センターに行き、ハンバーガー、タコスのどちらかを選ぶ
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▼サラダーバーに行って3つの食材を選ぶ
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▼レジに行って4ドル払う
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