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よく「あそこの公衆トイレはヤバい。チラ見してくるヤツがいるんだ!」という情報を耳にしたりする。そんな時、男の私(筆者)はドキリとしてしまうのだ。そのヤバいヤツというのは、実は私のことではないのか……と。

決して私はゲイではない。しかし、どうにもこうにも他人のアソコが気になってしまう。果たしてどのような大きさなのか。形状は? そしてヘアーの多さは? しかし凝視したら危険人物だと思われるので、ついついチラ見をしてしまうのである。あれは一体なんなのか。

■自分の基準値を知りたい
ギュインと立派になった男性自身の姿は、テレビ画面やパソコンのディスプレイ越しに見たことがある。モザイクがかかっているが、「ほーっ」といった塩梅だ。決して「生」でギンギンのブツを見たくはないが、普段生活するうえでは「そのギンギンを生で見る機会がまるでない」という事実もあり、どうにもこうにも気になるのだ。

自分の大きさはどうなのか。自分のモノは世界ランキングで何番目なのか。我々男性よりも、男性自身を見ているであろう女性に「私のは他人とくらべてどうですか」と聞くのもデリカシーがないし、「そうね、私の経験上では最小ですね」とか言われても死にたくなる。

■お風呂場は最高である
よって、チラ見しても不自然ではない状況にある時、ついつい「超サイヤ人ではない、自然体の男性自身」をチラ見し、一瞬で膨張率や曲がり具合、その他いろいろを考察・熟考するわけである。「なんとまあ大きいこと」や「なんという毛深さ」、「私と同じくらいだ」など、いろいろ発見もあるのだ。

最高なのはお風呂場である。わりと凝視していても、遠目からなら違和感はないように思う。そして「すごい色だな」「今、めくったな」など、心のなかで「いろいろなアソコがあるものだ」と、密かに自分も「めくり」ながら関心するのである。

何度も言うが、決しては私はゲイではない。俗にいうノンケである。だが、ゲイではないが、チラ見ぐらいは許して欲しい。逆に、チラ見ぐらいで「ゲイだ! ゲイだ!」大騒ぎするなんて、なんと女々しいことか。日本男児ならば、タオルで隠さず堂々といて欲しいと切に願うばかりである。

(写真、文=GO
GOさんのシリーズコラム『あれは一体なんなのか。

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