ペットは大切な家族だ。もしそのペットがいなくなったら……1日、1日と過ぎていく日々。想像するだけで辛いことである。ある女性が1匹の野良犬を見つけたそうだ。のちに飼い犬であったことがわかり、女性は飼い主を探すために奮闘。そしてついに4年ぶりにワンコを家族に会わせることができたのだ。

感激のあまり震える飼い主。ワンコも飼い主の姿を認めるとおおはしゃぎ! その瞬間は「Dog Reunited with Family after Missing for 4 Years」で確認することができる。

アメリカのノースカロライナ州に住むシェリル・スミスさんは、ある日、家の近くに1匹の犬がいることに気がついた。犬は首輪をつけていない。野良犬の可能性があったが、シェリルさんは保健所には通報しなかった。彼女はその犬を獣医師の元に運んだのだ。検査の結果、犬の体にはマイクロチップが埋め込まれていることがわかった。

犬の名前はキャシー。キャシーは4年前に迷子になっていることがわかった。飼い主の名前はメトカルフ。住所も判明したものの、そのときはメトカルフ一家はすでに引っ越したあとだった。しかしシェリルさんは諦めなかった。彼女は、行政機関に協力を求めメトカルフ一家を探し続けた。そしてついに居場所がわかったのである。

キャシーが見つかったと聞いてメトカルフ家は喜びに沸いたそうだ。シェリルさんは「初めて電話をしたとき、奥様のブレンディさんは電話口で言葉を発せないほどでした。もう涙で何も言えなくなっていたんですって。電話はすぐにご主人にかわられましたよ」と振り返る。

シェリルさんがキャシーを保護して2週間後、ついに再会の日が訪れた。その様子は動画に収められている。車でかけつけたブレンディさんは、すでに喜びで震えが止まらない。

名前を呼ばれ、ギュっと抱きしめられたキャシーは驚いたようだ。だが、抱きしめてきたのが4年前にはぐれてしまった「ママ」であることがわかると、「ママだ! 本当にママだ!」と、ブレンディさんの胸に顔をうずめたり舐めたりとおおはしゃぎである。

この再会にネットユーザーは

「感動して涙が出た」
「シェリルさんは本当にいい人だなぁ」
「遠い外国の出来事だけど本当に感動した!」
「迷子になった全てのペットたちがキャシーのように家に帰れますように!」
「世の中捨てたもんじゃないな」

とコメントしている。

彼らの再会はマイクロチップが決め手となったが、やはりシェリルさんの行動なしにはありえなかった。彼女はなぜ、見ず知らずの相手にここまでできるのだろうか。彼女は「もし私の犬が迷子になったら、私もきっと誰かに助けてほしいと思うからです」と話している。

「もし私だったら……」自分の立場に置き換えてみる。このごくシンプルな考えが、キャシー、そしてメトカルフさん家族にまさに言葉にできないほどの喜びをもたらしたのである。

参照元: Youtube smartypunk

▼再会シーンは0:55あたりから

▼迷子になっていたワンコ・キャシー

▼キャシーを保護し、家族探しに尽力したシェリルさん

▼キャシーとメトカルフ一家

▼シェリルさんの行動がなければ再会は叶わなかっただろう